講演情報
[S-26]石垣島宮良川における感潮域の物理環境と魚類の空間分布
*笠原 太一1、福田 信二2 (1. 東京農工大学大学院連合農学研究科、2. 東京農工大学大学院農学研究院)
キーワード:
環境保全、環境影響評価、生態系、生物多様性
石垣島宮良川では周縁性淡水魚が最も多く確認されている.このような魚類が利用する感潮域は,潮汐や水利施設の運用に伴い物理環境が大きく変動するが,物理環境と魚類の関係性について水利施設の影響を考慮して調査した事例は少ない.本報では,宮良川の感潮域における魚類相と物理環境の調査結果について報告する.その結果,代表魚種と塩分濃度の空間分布から,塩分濃度ごとに魚類群集構造が異なることが明らかになった.