講演情報

[T-17-2]Salinity Dynamics in Salt-damaged Area due to Drainage channel excavation

*山本 忠男1、SHIMIZU Katsuyuki2、Chuleemas BOONTHAI IWAI3、KUME Takashi4 (1. Research Faculty of Agriculture, Hokkaido University、2. Faculty of Agriculture, Tottori University, Tottori、3. Khon Kaen University、4. Graduate School of Agriculture, Ehime University)

キーワード:

塩類集積、排水改良、リーチング、みかけの電気伝導度(ECa)

大規模な排水システムのない平坦な地域において、圃場に小排水路を掘削し、塩分動態を観測した。排水路掘削直後から2年はECaが低下傾向にあった。しかし、その後、圃場東側を中心に値が上昇した。これは、排水路への土砂流入で通水阻害が生じ、圃場排水性が低下したことが要因とみられる。2024年の浚渫後、ECaは低下に転じた。このことから、平坦な地形でも小排水路を維持することで塩害対策が行えることが示された。