講演情報

[生涯スポーツ-A-13]体育・スポーツ経営学に関する研究トピックの動向(経)トピックモデル分析による学術論文(2000-2024年)のレビュー

*柴田 紘希1、奥田 直希2、林田 敏裕3、宇野 博武4 (1. 日本体育大学、2. 大阪学院大学、3. 筑波大学、4. 武庫川女子大学)
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人々の豊かなスポーツ生活の実現を目指し、スポーツをめぐる場や機会の生産・提供・分配のあり方を考究してきた体育・スポーツ経営学研究は、学校体育組織の経営を端緒として始まり、その後、スポーツ産業に関わる実践領域の拡大とともに、対象を広げつつ研究が展開されてきた。一方で、研究対象の急速かつ無批判に拡大してきたことで、それらを整理・体系化する必要性がかねてより課題として指摘されている。また、近年では研究の国際化に伴い、国内外で蓄積されている研究成果の統合や、研究動向の差異や独自性の解明も課題となっている。しかし、体育・スポーツ経営学領域の研究においては、国内外でどのような研究トピックが蓄積されてきたのか、その全体像を把握し、そのうえで、研究動向の差異や共通点を分析することで、国内研究の位置づけや課題を明らかにする試みはこれまで十分に行われてこなかった。そこで、本研究では、2000~2024年に発表された国内外の体育・スポーツ経営学に関する研究のトピックを明らかにすることを通じ、国内研究の独自性及び今後の研究課題を考察することを目的とする。方法はトピックモデルによる推定を用いた。トピックモデルはテキストデータにおける語の出現パターンから潜在的なトピックを明らかにする分析手法である。対象となるデータは、体育・スポーツ経営学に関する国内外の総合ジャーナルに収録された学術論文(2,519編)のタイトル及びアブストラクトである。なお、分析により推定されたトピックの数や内容等については、発表時に詳述する。

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