講演情報
[学校保健体育-A-17]期間記録法から見た模擬授業の課題点(教)
*足立 美和1 (1. 共立女子大学)
問題の所在;半期14回で行っている初等教科教育法(体育)では、いわゆる教科教育に当たる小学校体育の学習内容については理論的に知識として学ぶまでであり、実技実践を行わないままに教科教育法において模擬実践を行っているのが現状である。限られた授業時間内でより良い教授法を学ぶために、現状の模擬授業の課題点をできるだけ具体的に明らかにし、指導案作成や模擬授業実践における有益なポイントを見つけ出すことが必要と思われる。
研究目的;初等教科教育法(体育)で実施された模擬授業を期間記録法によって学習場面の分析を行い、学習者の陥りやすい授業展開の特徴を明らかにし、今後の学習の資料とすることを目的とした。
研究方法;2023年及び2024年実施の初等教科教育法(体育)運動領域模擬授業17回を対象にコーディング法(期間記録法)による学習場面の割合の分析を行い、その割合から陥りやすい授業展開について分析する。
結果及び考察;(1)2023年度(5回)の傾向 ①全領域の傾向;マネジメント12.3%、学習指導35.3%、認知(記録等)学習1 11.3%、認知(運動)学習2 41.1% 学習指導場面は20%以内に収め、諸活動である「認知(運動)学習」場面を50~60%程度確保することが理想であるが、2023年度においてはその条件が満たせず、説明や解説に時間を割いてしまい十分な運動学習時間が確保できてないことが明らかになった。(2)2024年度(12回)の傾向 現在分析中であり結果については当日ご報告の予定である。
まとめ;2023年度で明らかになった傾向を踏まえ、模擬授業の指導案作成や模擬授業実践時には、認知(運動)学習の時間を十分に確保するように助言を行ったが、認知(運動)学習の時間を十分に確保できたとは言い切れない。当日は2024年度の結果を加え、新たな教科教育法の学習のポイントについて考察を述べる。
研究目的;初等教科教育法(体育)で実施された模擬授業を期間記録法によって学習場面の分析を行い、学習者の陥りやすい授業展開の特徴を明らかにし、今後の学習の資料とすることを目的とした。
研究方法;2023年及び2024年実施の初等教科教育法(体育)運動領域模擬授業17回を対象にコーディング法(期間記録法)による学習場面の割合の分析を行い、その割合から陥りやすい授業展開について分析する。
結果及び考察;(1)2023年度(5回)の傾向 ①全領域の傾向;マネジメント12.3%、学習指導35.3%、認知(記録等)学習1 11.3%、認知(運動)学習2 41.1% 学習指導場面は20%以内に収め、諸活動である「認知(運動)学習」場面を50~60%程度確保することが理想であるが、2023年度においてはその条件が満たせず、説明や解説に時間を割いてしまい十分な運動学習時間が確保できてないことが明らかになった。(2)2024年度(12回)の傾向 現在分析中であり結果については当日ご報告の予定である。
まとめ;2023年度で明らかになった傾向を踏まえ、模擬授業の指導案作成や模擬授業実践時には、認知(運動)学習の時間を十分に確保するように助言を行ったが、認知(運動)学習の時間を十分に確保できたとは言い切れない。当日は2024年度の結果を加え、新たな教科教育法の学習のポイントについて考察を述べる。
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン
