講演情報
[05バ-口-01]男性円盤投競技者におけるリリースパラメータと投擲体力と技術の関係
*中町 真澄1 (1. 新潟医療福祉大学)
円盤投は、サークル内で円盤を投擲しその飛距離を競う。円盤投の飛距離はリリースパラメータによって決まると言われている(前田ら、2019)。リリースパラメータの代表的な変数として、初速度、迎え角(投射角、姿勢角)が挙げられる。特に初速度に影響する要因として腕部獲得速度、体幹捻転動作などが重要だと報告されている(前田ら、2019)。また、体力要素との関係として、スナッチ、砲丸バック投げと飛距離との間に相関関係が認められている(前田ら、2018)。しかしながら、投擲体力との関係は、全身動作の分析にとどめられており、手指に至る詳細な動きとの関係は不明である。前田らの研究では、体組成、コントロールテストが飛距離に関係していたと報告しているが、手部に関連する最大筋力と飛距離との関係は不明である。対象者は、男子大学生の円盤投競技者9名とし、室内投擲場で実験を行った。全身26点にマーキングし、ハイスピードカメラ4台で最大努力による円盤投試技を撮影した。また、コントロールテストとして、ベンチ、スクワット、クリーン、スナッチ最大重量を聞き取り、体組成を計測した。加えて握力、手指把持力を測定した。現在分析中であり、最終的にはパフォーマンスレベル、リリースパラメータ(初速度、迎え角)との相関関係を調査し、重要な変数を報告する。
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