講演情報
[09コ-KL-1]比較競技論の意義と今後の課題
*青山 清英1 (1. 日本大学)
<演者略歴>
・2011年 日本大学 教授
・社会的活動 2025年 日本コーチング学会会長、2023年 日本陸上競技学会副会長、2002・2011年 日本オリンピック委員会強化スタッフ等を歴任
・2011年 日本大学 教授
・社会的活動 2025年 日本コーチング学会会長、2023年 日本陸上競技学会副会長、2002・2011年 日本オリンピック委員会強化スタッフ等を歴任
現代においては、さまざまな種目が誕生し、多様化する中で種目間での「共通言語」で可能にするための「理論的枠組み」が求められるようになってきた。そのような状況下、日本コーチング学会は「トレーニング(練習)と指導に関する一般理論」として「一般コーチング学」を体系化し、その成果を2017年に叢書『コーチング学への招待』として上梓している。個別種目のコーチング学と一般理論としての一般コーチング学は、相補的な関係にありながら発展してきた。しかし、一方では個別種目の理論の「蛸壺化」が進み、一般コーチング学の広がりが見られないといった問題点がある。そこで両者を架橋する類型別コーチング学という考え方が生まれてきた。
類型別コーチング学では、競技スポーツの勝敗を決定する方法の違いに基づいて、①測定スポーツ、②評定スポーツ、③判定スポーツの三領域に競技スポーツを分類している(金子、2005)。この三領域ごとに当該領域に位置づけられる種目間での「比較競技論」を発展させることができれば、個別理論と一般理論を架橋し、両理論の乖離を解消することが可能となる(金子、2015)。今回のキーノートレクチャーでは、コーチング学の学体系のなかで、このような位置づけにある「比較競技論」の意義と課題について概説する。
類型別コーチング学では、競技スポーツの勝敗を決定する方法の違いに基づいて、①測定スポーツ、②評定スポーツ、③判定スポーツの三領域に競技スポーツを分類している(金子、2005)。この三領域ごとに当該領域に位置づけられる種目間での「比較競技論」を発展させることができれば、個別理論と一般理論を架橋し、両理論の乖離を解消することが可能となる(金子、2015)。今回のキーノートレクチャーでは、コーチング学の学体系のなかで、このような位置づけにある「比較競技論」の意義と課題について概説する。
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