講演情報
[05バ-ポ-03]腹臥位でのチューブバンドを用いたYW運動による肩・肘障害予防
*森本 大雅1 (1. 新潟大学)
近年の日本における野球では、怪我のリスク低減のためにより効果的なトレーニング方法の確立が重要視されている。野球障害には投球障害肩や野球肘のように肩・肘障害が多くみられ、これらは今後の競技が困難になるような障害を引き起こす可能性もある。また、学童野球に取り組んでいる子供たちの21.2%が野球肘障害になっていたと報告もあるため、初心者にもできるようなトレーニングでの肩・肘障害の予防・改善に対するアプローチの必要性がある。
先行研究によって肩・肘障害の予防・改善に僧帽筋下部の筋力トレーニングや関節可動域のあるトレーニングの有用性が示唆されていることなどから、実際の野球現場などではバットを用いたショルダープレスが取り入れられている。しかしこのトレーニングではバットでは持ち手が固定されており十分に可動域を発揮できない、肩関節下降時に僧帽筋の筋活動が低下するといったデメリットが考えられる。そこでチューブバンドの伸縮性と負荷を用いることで可動域と筋活動の両方を補い、更なる予防・改善効果が期待できるのではないかと考えた。これらからチューブバンドを取り入れたトレーニングと既存のものを比較しチューブバンドを用いることの有用性を明らかにすることを目的とした。
本研究では18歳以上24歳以下の男子計6名を対象とし、バットの代わりにタオルを用いた試技とチューブバンドを用いた試技を1試技ずつ行い、そのときの関節可動域と僧帽筋の筋活動を比較・検討した。
その結果、肩関節可動域と僧帽筋の筋活動に有意な差は見られなかった。要因としてチューブバンドの負荷が大きかったことによるフォームの崩れや他の筋による代償運動、肩甲上腕リズムの静止期などが考えられ、個人に合った負荷によるトレーニングなど更なる検討が必要である。
先行研究によって肩・肘障害の予防・改善に僧帽筋下部の筋力トレーニングや関節可動域のあるトレーニングの有用性が示唆されていることなどから、実際の野球現場などではバットを用いたショルダープレスが取り入れられている。しかしこのトレーニングではバットでは持ち手が固定されており十分に可動域を発揮できない、肩関節下降時に僧帽筋の筋活動が低下するといったデメリットが考えられる。そこでチューブバンドの伸縮性と負荷を用いることで可動域と筋活動の両方を補い、更なる予防・改善効果が期待できるのではないかと考えた。これらからチューブバンドを取り入れたトレーニングと既存のものを比較しチューブバンドを用いることの有用性を明らかにすることを目的とした。
本研究では18歳以上24歳以下の男子計6名を対象とし、バットの代わりにタオルを用いた試技とチューブバンドを用いた試技を1試技ずつ行い、そのときの関節可動域と僧帽筋の筋活動を比較・検討した。
その結果、肩関節可動域と僧帽筋の筋活動に有意な差は見られなかった。要因としてチューブバンドの負荷が大きかったことによるフォームの崩れや他の筋による代償運動、肩甲上腕リズムの静止期などが考えられ、個人に合った負荷によるトレーニングなど更なる検討が必要である。
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