講演情報
[06経-ポ-05]大学生の女子剣道部におけるチームワークに関する研究高知県での地域貢献イベントの運営の事例をもとに
*大井 理緒1、柴山 慧2、浦 佑大1、岡田 大暉1 (1. 環太平洋大学、2. 福山平成大学)
一般的に、競技成績とチームワークには正の関連性があることが報告されており(阿江ら,2015)、そのような視点から、剣道の女子団体戦チームの上位大学はチームワークが高いと考えられるが、女子剣道のチームワークに関する研究は管見の限り見当たらない。
そこで、本研究では,大学の女子剣道部の学生が、子ども向け剣道体験イベントを企画・運営を通して、チームワークについてどのように認識したのか事例的に明らかにすることを目的とする。
具体的には、岡山県にあるK大学の女子剣道部が2024年7月6日に高知県で企画・運営した子ども向け剣道体験イベント後のアンケート調査について、チームワークを構成する要素のうち態度的要素に着目して、その結果を分析する。
イベント終了後にイベントに参加した学生を対象にチームワークに関するアンケート調査を行った。具体的な質問項目は、「チームの成長」と「チームの変化」について感じたかどうかの有無と具体的な内容を自由記述回答で求めるものであった。そして、自由記述回答については、AIテキストマイニング(ユーザーローカル社)を用いて、共起分析を行った。さらに、1年生13名と上級生(2年生から4年生)14名に分けて比較を行い、「チームの成長」と「チームの変化」の認識について、部への所属年数による違いを検討した。その結果、K大学の女子剣道部員は、イベントを通して、「チームの成長」と「チームの変化」について90%以上の学生が認識していることが明らかとなった。次に、チームワークを構成する行動的要素の凝集性、チーム効力感、相互信頼感、心理的安全性の全てを認識したことが推察される。また、1年生と上級生の比較では、1年生は主に心理的安全性が、上級生は主に凝集性について認識していることが示唆された。
そこで、本研究では,大学の女子剣道部の学生が、子ども向け剣道体験イベントを企画・運営を通して、チームワークについてどのように認識したのか事例的に明らかにすることを目的とする。
具体的には、岡山県にあるK大学の女子剣道部が2024年7月6日に高知県で企画・運営した子ども向け剣道体験イベント後のアンケート調査について、チームワークを構成する要素のうち態度的要素に着目して、その結果を分析する。
イベント終了後にイベントに参加した学生を対象にチームワークに関するアンケート調査を行った。具体的な質問項目は、「チームの成長」と「チームの変化」について感じたかどうかの有無と具体的な内容を自由記述回答で求めるものであった。そして、自由記述回答については、AIテキストマイニング(ユーザーローカル社)を用いて、共起分析を行った。さらに、1年生13名と上級生(2年生から4年生)14名に分けて比較を行い、「チームの成長」と「チームの変化」の認識について、部への所属年数による違いを検討した。その結果、K大学の女子剣道部員は、イベントを通して、「チームの成長」と「チームの変化」について90%以上の学生が認識していることが明らかとなった。次に、チームワークを構成する行動的要素の凝集性、チーム効力感、相互信頼感、心理的安全性の全てを認識したことが推察される。また、1年生と上級生の比較では、1年生は主に心理的安全性が、上級生は主に凝集性について認識していることが示唆された。
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