講演情報
[10保-ポ-03]クロノタイプ夜型学生の生活習慣と気分および主観的睡眠評価の特徴
*大石 祥寬1 (1. 帝塚山大学教育学部)
【目的】本研究の目的は、クロノタイプが夜型の学生の生活習慣と気分および主観的睡眠評価の特徴を明らかにすることであった。
【方法】A大学に在籍する学部1回生から4回生までのうち、研究協力の同意が得られた大学生216名を対象に質問紙調査を行った。質問紙調査は、2024年12月に実施した。質問紙は、朝型・夜型質問紙、健康度・生活習慣診断検査(DIHAL.2)、気分プロフィール検査(POMS2)に加えて、ピッツバーグ睡眠質問票および日本語版エプワース睡眠尺度質問票を用いた。朝型・夜型質問紙調査の結果、明らかな朝型0名、ほぼ朝型が8名(3.7%)、中間型学生が133名(61.6%)、ほぼ夜型が72名(33.3%)、明らかな夜型が3名(1.4%)であった。質問紙の各項目は、朝型の学生(ほぼ朝型)、中間型の学生、夜型の学生(ほぼ夜型・明らかな夜型)の3群に分けて比較した。
【結果および考察】DIHAL.2の結果、夜型学生は、精神的健康度において中間型学生および朝型学生より評価が低く、身体的健康度において中間型学生より評価が低かった。生活習慣では、食事の規則性と、睡眠の規則性および睡眠充足といった睡眠習慣関連因子において中間型学生および朝型学生より評価が低かった。POMS2の結果、夜型学生および中間型学生は、ネガティブな気分を総合的に表す得点において朝型学生に比べて高かった。主観的睡眠の評価の結果では、夜型学生は中間型学生および朝型学生より評価得点が低かった。また、日中の眠気は、クロノタイプ間による差はないものの、216名中113名が「悪い」と評価されており、本研究対象者全体としては日中の眠気が高い傾向にあった。これらの結果より、夜型学生の生活習慣と気分および主観的睡眠評価は、中間型学生または朝型学生のそれらより改善の余地が大きいものと考えられた。
【方法】A大学に在籍する学部1回生から4回生までのうち、研究協力の同意が得られた大学生216名を対象に質問紙調査を行った。質問紙調査は、2024年12月に実施した。質問紙は、朝型・夜型質問紙、健康度・生活習慣診断検査(DIHAL.2)、気分プロフィール検査(POMS2)に加えて、ピッツバーグ睡眠質問票および日本語版エプワース睡眠尺度質問票を用いた。朝型・夜型質問紙調査の結果、明らかな朝型0名、ほぼ朝型が8名(3.7%)、中間型学生が133名(61.6%)、ほぼ夜型が72名(33.3%)、明らかな夜型が3名(1.4%)であった。質問紙の各項目は、朝型の学生(ほぼ朝型)、中間型の学生、夜型の学生(ほぼ夜型・明らかな夜型)の3群に分けて比較した。
【結果および考察】DIHAL.2の結果、夜型学生は、精神的健康度において中間型学生および朝型学生より評価が低く、身体的健康度において中間型学生より評価が低かった。生活習慣では、食事の規則性と、睡眠の規則性および睡眠充足といった睡眠習慣関連因子において中間型学生および朝型学生より評価が低かった。POMS2の結果、夜型学生および中間型学生は、ネガティブな気分を総合的に表す得点において朝型学生に比べて高かった。主観的睡眠の評価の結果では、夜型学生は中間型学生および朝型学生より評価得点が低かった。また、日中の眠気は、クロノタイプ間による差はないものの、216名中113名が「悪い」と評価されており、本研究対象者全体としては日中の眠気が高い傾向にあった。これらの結果より、夜型学生の生活習慣と気分および主観的睡眠評価は、中間型学生または朝型学生のそれらより改善の余地が大きいものと考えられた。
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン
