講演情報
[05バ-ポ-08]各種腕振り動作の違いが地面反力の大きさに及ぼす影響の定量化
*藤谷 瑠菜1、田内 健二2 (1. 中京大学スポーツ科学研究科、2. 中京大学スポーツ科学部)
【緒言】腕振りは,歩行や走行中の姿勢安定性やエネルギー効率の向上に寄与することが報告されており(Ferraris et al., 2022),地面反力にも影響を及ぼす可能性がある.特に,脚のスイング動作が股関節に反力を生じさせ,骨盤を介して支持脚に力を伝えることが指摘されている(豊嶋ら, 2015).これに類似した,身体の末端部をスイングさせる動作,すなわち腕振り動作は,運動中に発揮される地面反力の増大に貢献している可能性が考えられる.しかし,腕振りの様式や速度の違いが地面反力に与える影響についての定量的検討はなされていない.そこで本研究では,異なる腕振り動作および腕振り速度が鉛直方向の地面反力に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.
【方法】健常者20名を対象に,4種類の腕振り動作(肘関節屈曲位・伸展位×両腕同時・交互)を,それぞれ4段階のスイング速度(80, 100, 120, 140回/分)で行わせた.被験者は地面反力計上で立位姿勢のまま各条件10スイングを2試技実施し,光学式三次元動作分析装置(250Hz),フォースプレート(1000Hz)により計測を行った.地面反力波形が安定した後の6スイングを抽出し,体重あたりの最大鉛直地面反力(N/kg)およびその時点の肩関節角速度(deg/s)を算出した.
【結果】体重あたりの鉛直地面力は,スイング速度が増加するに伴って有意に増加し,肘関節屈曲位よりも伸展位,両腕交互スイングよりも両腕同時スイングが,それぞれ高値を示す結果となった.詳細については,ポスター発表当日に報告する.
【方法】健常者20名を対象に,4種類の腕振り動作(肘関節屈曲位・伸展位×両腕同時・交互)を,それぞれ4段階のスイング速度(80, 100, 120, 140回/分)で行わせた.被験者は地面反力計上で立位姿勢のまま各条件10スイングを2試技実施し,光学式三次元動作分析装置(250Hz),フォースプレート(1000Hz)により計測を行った.地面反力波形が安定した後の6スイングを抽出し,体重あたりの最大鉛直地面反力(N/kg)およびその時点の肩関節角速度(deg/s)を算出した.
【結果】体重あたりの鉛直地面力は,スイング速度が増加するに伴って有意に増加し,肘関節屈曲位よりも伸展位,両腕交互スイングよりも両腕同時スイングが,それぞれ高値を示す結果となった.詳細については,ポスター発表当日に報告する.
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