講演情報
[05バ-ポ-10]バスケットボールスリーポイントシュートにおける力学的エネルギーの有効性
*奥山 幹太1 (1. 新潟大学)
バスケットボールはバスケットリングにボールを入れて点数を争うという競技の特性上、正確で成功確率の高いシュート動作が重要である。なかでも、3Pシュートは現代のバスケットボールで多用される傾向にあり、「成功確率を高めることはゲームの勝率に大きな影響を及ぼす」という研究もなされている(八板ら、2007)。
バスケットボールにおいて、中野らはシュート距離と力学的エネルギーの関係性を分析した。その結果、2Pシュートから3Pシュートへと距離が大きくなるにつれて力学的エネルギーが大きくなるということが示唆された(中野ら、2018)。しかし、シュートの成功率と力学的エネルギーとの関係についての先行研究は筆者が探した限り見られなかった。そのためバスケットボールの3Pシュートにおいて、力学的エネルギーの利用の仕方とシュート成功確率が関係しているのではないかと考えた。そこで本研究では、3Pシュートの成功確率に結び付く要因を明らかにするため、力学的エネルギーの利用という観点で3Pシュートフォームを評価した。研究対象者は、N大学男子バスケットボール部とした。事前に3Pシューティングの計測を行い、高い順から5名を熟練者群(skilled group)、低い順から5名を未熟練者群(un-skilled group)とし比較を行った。結果として、熟練者群は前腕部における力学的エネルギーの増大が未熟練者群に比べて大きいことが明らかになった。このことから、前腕部のはたらきがシュートの成功率に関わっている可能性が示唆された。
バスケットボールにおいて、中野らはシュート距離と力学的エネルギーの関係性を分析した。その結果、2Pシュートから3Pシュートへと距離が大きくなるにつれて力学的エネルギーが大きくなるということが示唆された(中野ら、2018)。しかし、シュートの成功率と力学的エネルギーとの関係についての先行研究は筆者が探した限り見られなかった。そのためバスケットボールの3Pシュートにおいて、力学的エネルギーの利用の仕方とシュート成功確率が関係しているのではないかと考えた。そこで本研究では、3Pシュートの成功確率に結び付く要因を明らかにするため、力学的エネルギーの利用という観点で3Pシュートフォームを評価した。研究対象者は、N大学男子バスケットボール部とした。事前に3Pシューティングの計測を行い、高い順から5名を熟練者群(skilled group)、低い順から5名を未熟練者群(un-skilled group)とし比較を行った。結果として、熟練者群は前腕部における力学的エネルギーの増大が未熟練者群に比べて大きいことが明らかになった。このことから、前腕部のはたらきがシュートの成功率に関わっている可能性が示唆された。
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