講演情報
[05バ-ポ-12]サッカーのキック動作によるボール速度に対する疾走速度の割合における男女差の検討
*服部 あおい1、田内 健二1、大家 利之1 (1. 中京大学)
【緒言】
女子サッカーが男子と比較して「スピード感に欠ける」とされる要因の一つに,ボール速度や選手の移動速度の違いが挙げられる.これらは,筋力や疾走能力の性差に加え,男女で同一のボール規格を使用していることも影響していると考えられる.つまり,女子選手は相対的に重いボールを扱うため,キックによるボール速度が低下し,それに合わせて移動速度も抑えられている可能性がある.そこで本研究では,キック動作によるボール速度に対する疾走速度の割合を男女間で比較し,女子選手の移動速度がボール速度に影響を受けているか否かを検討することを目的とした.
【方法】
対象者は大学生の女子21名,男子22名とし,実験試技としてスタンディングスタートからの30m全力疾走(30m走), 5m先の小ゴールへ最大努力でのインサイドキック,および5m先の中ゴールへ最大努力でのインステップキックを行わせた.ボールは日本サッカー協会公認5号球(molten社製,430g)を使用した.30m走は,疾走時間から平均疾走速度を,各キック動作は映像分析によってボール速度をそれぞれ算出し,速度比を算出した.
【結果】
30m平均疾走速度,および各キック動作によるボール速度は,女子選手が男子選手と比較して有意に低値を示した.また,ボール速度に対する疾走速度の割合は,男女間に有意差は認められなかった.詳細については,ポスター発表当日に報告する.
女子サッカーが男子と比較して「スピード感に欠ける」とされる要因の一つに,ボール速度や選手の移動速度の違いが挙げられる.これらは,筋力や疾走能力の性差に加え,男女で同一のボール規格を使用していることも影響していると考えられる.つまり,女子選手は相対的に重いボールを扱うため,キックによるボール速度が低下し,それに合わせて移動速度も抑えられている可能性がある.そこで本研究では,キック動作によるボール速度に対する疾走速度の割合を男女間で比較し,女子選手の移動速度がボール速度に影響を受けているか否かを検討することを目的とした.
【方法】
対象者は大学生の女子21名,男子22名とし,実験試技としてスタンディングスタートからの30m全力疾走(30m走), 5m先の小ゴールへ最大努力でのインサイドキック,および5m先の中ゴールへ最大努力でのインステップキックを行わせた.ボールは日本サッカー協会公認5号球(molten社製,430g)を使用した.30m走は,疾走時間から平均疾走速度を,各キック動作は映像分析によってボール速度をそれぞれ算出し,速度比を算出した.
【結果】
30m平均疾走速度,および各キック動作によるボール速度は,女子選手が男子選手と比較して有意に低値を示した.また,ボール速度に対する疾走速度の割合は,男女間に有意差は認められなかった.詳細については,ポスター発表当日に報告する.
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