講演情報
[11教-ポ-05]大学体育における女子大学生の実技種目選好と体力レベルとの関連
*中原 雄一1、池田 孝博2 (1. 久留米大学 人間健康学部、2. 福岡県立大学 人間社会学部)
【目的】大学体育における実技科目では、半期15回の授業を1〜2種目程度で構成する種目特化型の授業を実施している大学がある一方、3種目以上を扱う複数種目型の授業を実施している大学も存在する。特に複数種目型では、学生の希望が種目構成に反映されにくいと考えられる。そこで我々は、女子大学生を対象として種目選好に関する調査を行い、バドミントン、卓球、テニスといったラケットスポーツへの選好傾向が高いことを昨年度の本学会にて報告した。しかし、種目選好には学生の体力レベルが関係している可能性があるものの、その点については十分に明らかにされていない。そこで本研究では、女子大学生の体力レベル別に種目選好に違いがみられるかについて検討することを目的とした。【方法】複数種目型の一般体育実技を履修している女子大学生を対象に、年間を通して実施した8種目のうち「一番楽しかった種目」「一番嫌だった種目」、ならびに「授業で行ってみたかった種目(10種目・複数回答可)」についてアンケート調査を実施した。対象者を体力レベル別に分類し、種目選好との関連について分析を行った。【結果】有効回答者217名のうち、高体力群57名、中体力群82名、低体力群78名であった。「一番楽しかった種目」および「一番嫌だった種目」については、体力レベルによる有意な関連は認められなかった。一方、「授業で行ってみたかった種目」では、バレーボール、器械運動、短距離走において体力レベルとの有意な関連が認められた。【結論】女子大学生における体育実技種目の選好には、体力レベルが一部関連している可能性が示唆されたことから、学生の体力特性を考慮した種目構成を行うことで、授業満足度の向上につながる可能性があると考えられる。
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