講演情報

[11教-ポ-06]韓国の2022年改定体育科カリキュラムにおけるダンスに関する内容とその改定の背景日韓ナショナルカリキュラムにおけるダンス内容比較研究の継続研究として

*朴 京眞1、洪 性賛2 (1. 聖心女子大学、2. ソウル女子大学)
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朴・村田(2013)は、日韓のナショナルカリキュラムにおける体育科の基本方向の違いに着目し、その相違が両国のダンス内容の構成にも反映されていることを報告した。それから10年以上が経過し、韓国では2009年、2015年、2022年改訂教育課程が順次告示された。とりわけ、2007年改訂教育課程において「身体活動価値中心」の内容体系へと大きく転換された後、2022年改訂教育課程では「身体活動形式中心」の内容体系へと再編された点が注目される。
 本研究は、朴・村田(2013)による日韓ナショナルカリキュラムにおけるダンス内容比較研究を踏まえ、その後の韓国体育科教育課程におけるダンス関連内容の変化を検討する継続研究として位置づけられる。具体的には、韓国の2022年改訂体育科教育課程における改訂の背景、内容体系の変容、およびダンスと関連する「表現」領域の位置づけに着目して検討する。
 2022年改訂体育科教育課程では、従来の「健康・挑戦・競争・表現・安全」という身体活動価値に基づく構成から、「運動・スポーツ・表現」という身体活動の形式に基づく構成へと転換している。この変化は、価値を中心に内容を分類する従来の体系では、児童生徒が実際にどのような身体活動を経験し、どのような資質・能力を身につけるのかが見えにくいという課題を背景としていると考えられる。
 このような再編の中で、「表現」は運動・スポーツと並ぶ主要な身体活動形式の一つとして位置づけられている。さらに、単なる舞踊やリズム活動に限定されるのではなく、身体を通して感情、思考、文化を表す学習領域として捉え直されている点に特徴がある。本研究では、以上の検討を通して、韓国の2022年改訂体育科教育課程におけるダンス教育の方向性を明らかにし、今後の日韓ナショナルカリキュラムにおけるダンス内容比較研究への示唆を得ることを目的とする。

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