講演情報

[11教-ポ-18]自己決定理論に基づく体育授業が生徒の学習に及ぼす影響

*髙山 空1 (1. 熊本大学教職大学院)
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近年、学習者の動機づけに関する研究は数多く行われており、その代表的な理論として自己決定理論(Deci & Ryan, 2002)がある。自己決定理論では、「自律性」「有能性」「関係性」の3つの基本的心理欲求(以下、3欲求)の充足が重要とされており、これらが満たされることで学習者の主体的な学習参加や内発的動機づけの向上が期待される。
 体育分野においても自己決定理論に基づく研究は行われているが、中学校体育授業における具体的な授業実践研究は十分に蓄積されているとは言い難い。一方、体育科教育学では運動に親しむ子どもの育成が求められており、その実現には運動有能感を高めることが重要とされている(岡澤ら, 1996)。しかし、3欲求を充足させる授業設計が学習者の運動有能感にどのような影響を与えるかについては、十分に検討されていない。
 そこで本研究では、中学校第1学年の体育授業を対象に、自己決定理論に基づいて3欲求を満たすことを意図した授業設計を考案・実践し、学習者の学習過程および運動有能感への影響を検討した。実践種目はハンドボール(ゴール型)とし、単元前後に3欲求および運動有能感に関する質問紙調査を実施した。さらに、毎時間の形成的授業評価から授業過程における学習者の変容を分析した。結果および考察については本発表において報告する。

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