講演情報
[11教-ポ-23]子どもや仲間と「響き合う身体」へのマインドセット表現がドライブする協働的プロセスを考える
*池田(尾畑) 三鈴1 (1. 東京成徳短期大学)
「伴走型」に象徴されるように、近年求められる指導援助は、技術教育から感性と対話の教育へと本質的なパラダイムシフトを迎えている。遊戯や身体表現に関する史的変遷を辿ると、かつては養成校においても、保育者自身が正しいステップや型を身につけ、それを子どもたちに正確に教え込むという側面が少なからずあった。しかし現在、保育・教育の現場に求められているのは、あらかじめ決められたダンスやリズムの指導ではなく、子どもの突発的な「やりたい!」という動きや、日常に溢れるハプニング(雨垂れの音、見つけた虫や動物の動きなど)をその場で身体表現へと発展させる、即興的な身体性や保育活動の展開力であろう。
本研究で取り上げる「Drive(ドライブ)」の概念は、ルドルフ・フォン・ラバンのエフォート理論で規定される「Drive」、心理学における「動因」、ジャズの即興セッション等における「グループ・ダイナミクス」など、複数の学問分野から派生した語義のレイヤーとして用いる。すなわち、単なる動きのエネルギー進行にとどまらず、学生や子どもの内側から湧き出る衝動から引き起こされる行動の主体性や、他者との関わりによって場全体の熱量が自己増殖的に高まっていく集団現象をも含めて規定する。その上で、養成校の身体表現授業において、学生が他者との関わりを通じて相互の動きに触発され、便乗、連鎖、増幅しながらエネルギーを高めて加速させていく「Drive」を経験することが、将来子どもたちと遊びや表現を理屈抜きに身体で理解し対話するための「感性の土台」となり得ることを論じたい。あわせて、実践データに基づき、学生の関係性を「個」から「響き合い」へとグラデーションのように変化させていく協働的プロセスや、そのための環境設定についても考察を深める。
本研究で取り上げる「Drive(ドライブ)」の概念は、ルドルフ・フォン・ラバンのエフォート理論で規定される「Drive」、心理学における「動因」、ジャズの即興セッション等における「グループ・ダイナミクス」など、複数の学問分野から派生した語義のレイヤーとして用いる。すなわち、単なる動きのエネルギー進行にとどまらず、学生や子どもの内側から湧き出る衝動から引き起こされる行動の主体性や、他者との関わりによって場全体の熱量が自己増殖的に高まっていく集団現象をも含めて規定する。その上で、養成校の身体表現授業において、学生が他者との関わりを通じて相互の動きに触発され、便乗、連鎖、増幅しながらエネルギーを高めて加速させていく「Drive」を経験することが、将来子どもたちと遊びや表現を理屈抜きに身体で理解し対話するための「感性の土台」となり得ることを論じたい。あわせて、実践データに基づき、学生の関係性を「個」から「響き合い」へとグラデーションのように変化させていく協働的プロセスや、そのための環境設定についても考察を深める。
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン
