講演情報

[競技スポーツ-SB-3]プロスポーツクラブにおけるサステナビリティ経営の展開経済価値・社会価値・環境価値の同時追求をめぐる課題に着目して

*山本 悦史1 (1. 新潟医療福祉大学)
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<演者略歴>
新潟医療福祉大学健康科学部講師。博士(社会学)。専門はスポーツ経営学、スポーツ社会学。プロスポーツクラブのマーケティングやガバナンス、サステナビリティ経営に関する研究に取り組んでいる。日本体育・スポーツ経営学会 理事。一般社団法人日本体育・スポーツ・健康学会 応用(横断領域)研究部会 部会員。
昨今の企業経営をめぐっては、経済価値・社会価値・環境価値の同時追求を通じて、自らの持続的成長を図る「サステナビリティ経営(sustainability management)」への要請が高まっている。こうした潮流はスポーツ界にも拡大しつつあり、特に国内のプロスポーツクラブにおいては、地域社会との関係性を土台として、気候変動や地域課題への対応を含めた持続可能なクラブ経営が求められるようになっている。その一方で、サステナビリティ経営の実効性に関する議論を展開していく際には、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)やCSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)に対する批判的見解、さらには経済性と公共性をめぐるジレンマに関する指摘なども十分に考慮されなければならない。
 本報告では、体育・スポーツ経営学の立場から、プロスポーツクラブにおけるサステナビリティ経営のあり方について検討する。ここでは、経営学分野ならびに体育・スポーツ経営学分野で展開されてきた議論を踏まえながら、プロスポーツクラブにおけるサステナビリティ経営の諸相を捉えるための視点について整理する。そのうえで、国内外のプロスポーツクラブで生まれつつある新たな実践について、報告者による調査・分析の成果などを交えながら、その特徴と課題について議論することを試みたい。

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