講演情報
[競技スポーツ-SB-4]気候変動時代におけるスポーツの役割競技スポーツの持続可能性と政策的課題
*井本 直歩子1 (1. 一般社団法人SDGs in SPORTS)
<演者略歴>
元競泳日本代表。アトランタ五輪4x200mリレー4位。マンチェスター大学大学院にて貧困・紛争・戦後復興の修士号を取得。国際協力機構(JICA)、国連児童基金(ユニセフ)のスタッフとして、約20年間発展途上国の平和構築・教育支援に従事。現在、聖心女子大学大学院で気候変動教育を研究する傍ら、スポーツ界の環境・気候変動対策およびジェンダー平等推進に取り組む。
元競泳日本代表。アトランタ五輪4x200mリレー4位。マンチェスター大学大学院にて貧困・紛争・戦後復興の修士号を取得。国際協力機構(JICA)、国連児童基金(ユニセフ)のスタッフとして、約20年間発展途上国の平和構築・教育支援に従事。現在、聖心女子大学大学院で気候変動教育を研究する傍ら、スポーツ界の環境・気候変動対策およびジェンダー平等推進に取り組む。
人類が直面する最大の課題の一つである気候変動は、スポーツ界にとっても死活問題である。猛暑による競技中止や冬季競技における雪不足など、気候条件への依存度が高いスポーツは深刻な影響を受けている。さらに、大規模スポーツ興行はスタジアムの電力、物品販売、廃棄物、観客・関係者の移動等で大きなエネルギー排出を伴い、スポーツは気候変動に対して被害者性だけではなく、加害者性も問われる。一方でスポーツは多くの人を熱狂に巻き込み、人類の持続可能性へのメッセージを届けるツールにもなり得る。
本発表では、国際的な枠組みにおけるスポーツ界の対応動向を整理し、次に、日本におけるプロスポーツやアスリートの動きを、筆者が主導してきたHEROs PLEDGEの活動を中心に発表する。その上で、競技スポーツや社会の持続可能性を確保するためには、個別の取組にとどまらず、日本におけるスポーツ政策の中での気候変動対策の統合が不可欠であることを論じる。具体的には、①大会・施設における環境基準等の規制、②取組を促進するインセンティブ設計、③スポーツ興行主、施設管理者、指導者やアスリートを含む人材育成の三つの観点から、スポーツ政策への統合的アプローチを提案する。
本発表では、国際的な枠組みにおけるスポーツ界の対応動向を整理し、次に、日本におけるプロスポーツやアスリートの動きを、筆者が主導してきたHEROs PLEDGEの活動を中心に発表する。その上で、競技スポーツや社会の持続可能性を確保するためには、個別の取組にとどまらず、日本におけるスポーツ政策の中での気候変動対策の統合が不可欠であることを論じる。具体的には、①大会・施設における環境基準等の規制、②取組を促進するインセンティブ設計、③スポーツ興行主、施設管理者、指導者やアスリートを含む人材育成の三つの観点から、スポーツ政策への統合的アプローチを提案する。
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