講演情報

[09コ-ポ-12]3人制のゲームを取り入れたバスケットボールの授業が大学生のスクリーンプレイの習得に与える影響に関する研究5人制のゲームとの比較を通して

*井上 友輔1、上田 毅1、齊藤 一彦1、松本 佑介1、辻 翔吾1 (1. 広島大学)
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バスケットボールにおいて,空間を作り出す動きとしてスクリーンプレイが取り上げられているが,複雑なプレイのため習得が難しい.そこで,本研究の目的は,大学生を対象に,3人制を取り入れたバスケットボールの授業を行い,スクリーンプレイの技能習得への3人制の導入の効果を明らかにすることとした.A大学教育学部の学生男女65名を対象に実験後にアンケートを行い,試合映像からゲームスタッツを算出した.結果として,「スクリーンプレイが起こった回数(3人制:10.22±3.61,5人制:2.55±2.09,<0.001)」において,3人制が5人制より有意に高い値であり,1試合(5分間)当たり平均約8回の差が生じた.このような差が生じた要因として,5人制より3人制は人数が少なく,判断が容易なゲーム特性が影響していることが考えられる.また,「多く仲間にスクリーンをかけにいくことができましたか?(3人制:3.25±0.87,5人制:2.52±1.05,<0.001)」と「仲間にかけてもらったスクリーンを多く使うことができましたか?(3人制:3.19±0.81,5人制:2.34±1.00,<0.001)」については,3人制が5人制より有意に高い値であった.このような差が生じた要因として,5人制は3人制より敵,味方の人数が多いため,スペースが狭いうえに判断が難しい点が影響したと考えられる.具体的には,ボールを持っていないプレイヤーは狭いコートに2人しか存在しないため,スクリーンをかけに行くべき人間が自分であると5人制の時に比べて判断が容易であることが考えられる.以上のことから,空間を作り出す動きとしてスクリーンプレイを学習する場合に,3人制を取り扱うことが生徒のスクリーンプレイの習得に,より効果的な影響を与えるのではないかと考えられる.

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