セッション詳細

【シンポジウム12】感染症危機に対応する人材育成の現在地と目的地

2025年10月29日(水) 16:05 〜 17:35
第4会場 (1001-2)
座長:和田 耕治(国立健康危機管理研究機構危機管理・運営局)
   岩橋 慶美(広島市健康福祉局保健部兼西区厚生部(西保健センター))
新型コロナウイルスで経験したような感染症の危機に対応できる公衆衛生分野の人材育成の重要性が認識され、教育プログラムが新たに開始するなどしている。それぞれのプログラムで提供している目的や中身といった「現在地」と、人材育成後のフォローアップや実際の活動といった「目的地」を議論する。
日本公衆衛生協会には、IHEAT・DHEATの事務局が設置されており、自治体をまたいだ教育プログラムが行われている。国立健康危機管理研究機構では、感染症危機管理リーダーシップ研修が2024年から開始され、短期ならびに長期での自治体の職員に対して行われている。特に職種をまたいで、医師、保健師、獣医師、検査技師、事務職などが参加している。アカデミアからは大学において修士・博士での教育が行われている。また各プログラムの連携の可能性や、対象者がプログラムをどう活用していくかといった点を含める。また、設立から20年という長きにわたり、人材育成と活動実績がある厚生労働省DMATからも平時の教育ならびに有事の対応などの経験や教訓などを共有いただく。

[シンポジウム12-1]日本公衆衛生協会が実施する自治体職員等への健康危機管理研修の課題と今後の展望

*高岡 誠子、鎌田 久美子 (一般財団法人 日本公衆衛生協会)

[シンポジウム12-2]厚生労働省委託事業 感染症危機管理リーダーシップ研修:感染症危機管理対応の体制強化に向けた人材育成

*福田 哲也1、及川 昂太1、佐藤 瞳1、金原 健人1、風間 柾洋1、村井 昂志1、濵田 ひとみ2、岡 邦子2、木庭 愛2、武井 貞治1 (1. 国立健康危機管理研究機構 危機管理・運営局 企画調整部 政策研究課 研究開発連携室,2. 厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部感染症対策課)

[シンポジウム12-3]アカデミアを通じた感染症危機管理に資する人材のメンタリングとトレーニング

*西浦 博 (京都大学大学院医学研究科)

[シンポジウム12-4]DMATにおける感染症危機対応人材育成

*近藤 久禎 (国立健康危機管理研究機構DMAT事務局)