セッション詳細
【シンポジウム32】感染症対策委員会企画 来るべき次のパンデミックにどう立ち向かうか
2025年10月30日(木) 14:50 〜 16:20
第2会場 (交流ホール:6階)
座長:金成 由美子(福島県県南保健所)
中島 一敏(大東文化大学スポーツ・健康科学部)
中島 一敏(大東文化大学スポーツ・健康科学部)
本シンポジウムは日本公衆衛生学会感染症対策委員会が企画した。
次なる感染症危機に備え、新型コロナウイルス感染症の対応を踏まえ、2024年(令和6年)7月に国は新型インフルエンザ等感染症対策政府行動計画を改定し公表した。その計画が対象する疾患については、新型インフルエンザや新型コロナウイルス感染症等だけではなくその他の幅広い呼吸器感染症なども念頭に置くこととされているが、どこまで想定できているのだろうか。記憶に新しい新型コロナウイルスの状況にとらわれていないだろうか。新型コロナウイルスでは高齢者や基礎疾患を有する者への重症化・死亡リスクが高かったが、1918年のスペインインフルエンザをはじめ過去に発生した新型インフルエンザでは若年層への影響が大きかった。次のパンデミックは、我々が経験した新型コロナウイルスとは感染性や病原性、重症化しやすい年齢層など全く違うことも想定しなければならない。
国民の生命を守るため、感染症危機における初期対応は重要である。次なる感染症危機において、治療薬やワクチンが無い初期段階にどのように対応すべきなのか、何を準備しておくべきなのか。感染症や、小児臨床、マスメディアの4人の各専門家から①次のパンデミックとして想定すべきこと、②現場からの情報収集とリスクアセスメント、③小児、若年層の重症化の想定にどう備えるのか、④住民、社会全体で立ち向かうための報道機関からの切り口というそれぞれの視点で話題提供をいただく。
COVID-19の教訓を踏まえながら、それを超えたパンデミックに総力戦として立ち向かう必要な備えを考えるための機会となることを期待する。
次なる感染症危機に備え、新型コロナウイルス感染症の対応を踏まえ、2024年(令和6年)7月に国は新型インフルエンザ等感染症対策政府行動計画を改定し公表した。その計画が対象する疾患については、新型インフルエンザや新型コロナウイルス感染症等だけではなくその他の幅広い呼吸器感染症なども念頭に置くこととされているが、どこまで想定できているのだろうか。記憶に新しい新型コロナウイルスの状況にとらわれていないだろうか。新型コロナウイルスでは高齢者や基礎疾患を有する者への重症化・死亡リスクが高かったが、1918年のスペインインフルエンザをはじめ過去に発生した新型インフルエンザでは若年層への影響が大きかった。次のパンデミックは、我々が経験した新型コロナウイルスとは感染性や病原性、重症化しやすい年齢層など全く違うことも想定しなければならない。
国民の生命を守るため、感染症危機における初期対応は重要である。次なる感染症危機において、治療薬やワクチンが無い初期段階にどのように対応すべきなのか、何を準備しておくべきなのか。感染症や、小児臨床、マスメディアの4人の各専門家から①次のパンデミックとして想定すべきこと、②現場からの情報収集とリスクアセスメント、③小児、若年層の重症化の想定にどう備えるのか、④住民、社会全体で立ち向かうための報道機関からの切り口というそれぞれの視点で話題提供をいただく。
COVID-19の教訓を踏まえながら、それを超えたパンデミックに総力戦として立ち向かう必要な備えを考えるための機会となることを期待する。
[シンポジウム32-1]グローバルな視点からのネクストパンデミックへの備え
*押谷 仁 (東北大学医学系研究科)
[シンポジウム32-2]現場起点のパンデミック初動対応─リスクアセスメントやFF100の実装から目指すこと
*砂川 富正 (国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所 応用疫学研究センター)
[シンポジウム32-3]子どもまんなかのパンデミック対策を考える
*宮入 烈 (浜松医科大学小児科学講座)
[シンポジウム32-4]混乱、困惑、試行錯誤 ~コロナ禍報道の過ちを繰り返さないために
*元村 有希子 (同志社大学生命医科学部)
