セッション詳細
[PS-1]世界患者安全の日企画シンポジウム こどものミカタ ~チームで取り組む小児患者の安全~
2025年11月9日(日) 8:30 〜 10:00
第1会場
座長:山本 啓央(名古屋大学医学部附属病院 患者安全推進部), 山口(中上) 悦子(国際医療福祉大学成田病院 医療安全管理部)
医療を受けるこどもは、「こどもの権利」と「患者の権利」とが保障される必要があるが、その狭間に落ち込んでしまうことが指摘されており、小児医療においては特有のリスクが数多く存在する。例えば、多くの医薬品、医療機器は成人用に企画、製造されており、適応外使用となることが少なくない。
しかし、何よりのリスクは、小児診療部門で取り扱う疾患の特異性の高さ、発達段階に応じたケアの個別性の高さ、療養上のケアを非医療者(保護者、病棟保育士など)が担う割合の高さ、などを理由として、施設の中で小児診療部門がブラックボックス化してしまうことではないだろうか。実際、小児診療部門からのインシデントの対応について、苦手意識を持つ医療安全管理者も少なくないのではないかと推察する。
本企画では、多職種の「こどもの見方(医療安全の取り組み)」を紹介し、参加者が自施設に帰って小児診療部門との連携を深め、「こどもの味方」としてチームで小児患者の安全に取り組むきっかけとしたい。
しかし、何よりのリスクは、小児診療部門で取り扱う疾患の特異性の高さ、発達段階に応じたケアの個別性の高さ、療養上のケアを非医療者(保護者、病棟保育士など)が担う割合の高さ、などを理由として、施設の中で小児診療部門がブラックボックス化してしまうことではないだろうか。実際、小児診療部門からのインシデントの対応について、苦手意識を持つ医療安全管理者も少なくないのではないかと推察する。
本企画では、多職種の「こどもの見方(医療安全の取り組み)」を紹介し、参加者が自施設に帰って小児診療部門との連携を深め、「こどもの味方」としてチームで小児患者の安全に取り組むきっかけとしたい。
[PS-1-1]こどもと医療の質
○山口(中上) 悦子1,2 (1.国際医療福祉大学院/医学部 医療の質・安全学, 2.国際医療福祉大学成田病院 医療安全管理部)
[PS-1-2]院内における「こども」の急変に対する医療安全 ~あなたは「こども」の「ミカタ」ができますか?~
○新田 雅彦 (大阪医科薬科大学病院 医療安全推進室/大阪医科薬科大学 小児科学/大阪医科薬科大学 救急医学)
[PS-1-3]こどものMACT(Monitor Alarm Control Team)
○富永 あや子 (社会医療法人さいたま市民医療センター 臨床工学科)
[PS-1-4]こどもの転倒転落
○笹 志寿子 (地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立こども医療センター 医療安全推進部)
[PS-1-5]チームで取り組む小児患者の安全
○山本 啓央1,2 (1.名古屋大学医学部附属病院 患者安全推進部, 2.神奈川県立こども医療センター 医療安全推進部)
