セッション詳細

[S-7]シンポジウム 7 そのチーム、患者さんから見えていますか? ~医療安全を促進するチーム医療への患者参加を考える~

2025年11月9日(日) 8:30 〜 10:00
第4会場
座長:長谷川 剛(泉大津急性期メディカルセンター), 滝沢 牧子(埼玉医科大学総合医療センター 医療安全管理学)
近年、医療現場では、医療安全に関わる種々の多職種チームが活躍している。チーム医療では、医療者間の連携が必須であるとともに、本来、患者もチーム医療の一員として医療者たちと連携して役割を果たすことが望まれる。ところが、患者からは、これらのチームの各職種メンバーがどのように専門性を発揮しているか見えていないことが多く、患者のチームへの参加を妨げている。患者参画推進委員会のワーキンググループである「パートナーシップ推進プロジェクト(愛称チームHONGO)」では、本学術集会において、チーム医療に焦点をあてて患者とのパートナーシップについて考える。
本シンポジウムでは、まず、チーム医療と患者参加の関係について概念整理をする。次に、NST、および転倒転落防止チームのメンバーからチームの活動や患者との関わりの具体例を紹介いただく。さらに、患者としてチーム医療を経験したシンポジストに、患者の視点からはチームがどのように見えていたかについてお話しいただく。これらを通して、患者のチーム医療への理解を促進するための考え方や工夫について検討し、今後の具体的な取り組みに繋げたい。

[S-7-1]チームABCと患者力の視点から考える、チーム医療と患者参画

東 光久 (奈良県総合医療センター 総合診療科)

[S-7-2]チーム医療と患者参加による転倒・転落予防の取り組み

田端 洋貴1, 辰巳 陽一2 (1.近畿大学病院 リハビリテーション部, 2.近畿大学病院 安全管理部)

[S-7-3]NST介入による患者参加型の栄養療法と自己効力感の向上:管理栄養士の役割

畑 勝智1,2, 馬場 千歳1,2, 渡邊 薫子1,2, 田中 帆乃美1,2, 岡本 加世子1,3, 武田 莉奈1,3, 柳川 涼花1,3, 浅香 倫子1,4, 吉山 志織1,5, 郷間 厳1,6 (1.堺市立総合医療センター 栄養サポートチーム, 2.栄養管理科, 3.看護局, 4.薬剤科, 5.リハビリテーション技術科, 6.呼吸器内科)