セッション詳細
[PD-1]パネルディスカッション 1 もう一度、あるべき姿を意識して、患者中心の視点から医療安全を考えなおそう~インフォームドコンセントの視点から~
2025年11月8日(土) 13:40 〜 15:10
第1会場
座長:深見 達弥(島根大学医学部附属病院 医療安全管理部), 小池 大助(名古屋大学医学部附属病院 患者安全推進部)
医療安全の向上を目指す上で、多くの課題が存在しますが、本企画では特にインフォームドコンセント(IC)に焦点を当て、患者視点での医療のあり方を再考する機会としたいと考えています。ICは本来、患者が自身の治療方針を理解し、自らの意思で決定できるよう支援するためのものですが、現場では書類の取得が目的化したり、係争を予防するために書類が作成されたりと本来の趣旨を反映できていないケースが指摘されています。このような「形骸化」は、医療の質や安全を損なう一因となっています。
ICを真に有効なものとするためには、現場での課題を明確にし、改善のためのアプローチを明らかにすることが必要です。
このような背景を踏まえ、本セッションでは、ICの本来の目的に立ち返り、医療者、患者・遺族、弁護士、看護師といった異なる立場からの意見を交えることで、多角的な視点から患者にとっての価値を最大限に引き出すICの在り方を議論し、改善策を見出すことを目指します。また患者にとっての価値や医療現場の実効性を再評価し、医療の質改善活動の指標としての可能性を探ります。
ICを真に有効なものとするためには、現場での課題を明確にし、改善のためのアプローチを明らかにすることが必要です。
このような背景を踏まえ、本セッションでは、ICの本来の目的に立ち返り、医療者、患者・遺族、弁護士、看護師といった異なる立場からの意見を交えることで、多角的な視点から患者にとっての価値を最大限に引き出すICの在り方を議論し、改善策を見出すことを目指します。また患者にとっての価値や医療現場の実効性を再評価し、医療の質改善活動の指標としての可能性を探ります。
[PD-1-1]インフォームド・コンセント(IC)に対する医師・患者の認識
○田畑 雅央 (東北大学病院 医療安全推進室)
[PD-1-2]患者遺族と医療対話推進者の立場からインフォームド・コンセントに求めるもの
○豊田 郁子 (患者・家族と医療をつなぐNPO法人架け橋)
[PD-1-3]インフォームド・コンセントの現状と課題 -患者側代理人の立場から
○柄沢 好宣 (堀・柄沢法律事務所)
[PD-1-4]看護師の立場から、インフォームドコンセントの実践における課題
○出羽 あゆみ (島根大学医学部附属病院)
