セッション詳細

[PD-8]パネルディスカッション 8 医療安全管理者のための有害事象対応:専門家の視点を交えた実践的アプローチ

2025年11月8日(土) 9:00 〜 10:30
第4会場
座長:長谷川 剛(泉大津急性期メディカルセンター)
日本医療機能評価機構 教育研修事業では、医療安全管理者のさらなる発展的な学びの場を提供すべく「医療安全マスター養成プログラム」を実施しており、医療安全に関する高度な知識と実践的スキルの習得を支援している。そのカリキュラムの一部で、有害事象発生後の対応に関し、弁護士、医療倫理の専門家、紛争対応の専門家を交えて、講義と事例検討を進め、多様な視点から徹底的に議論することの重要性を学ぶ。
本セッションでは、そのカリキュラムと進行をベースに、具体的な事例を提示し医療安全管理者が現場で直面する有害事象対応の実際に焦点を当てたパネルディスカッションを展開する。発生直後の初動対応、患者・家族への説明、職員のメンタルサポート、院内合意形成、外部機関との連携など、現場で求められる実践的な対応について、壇上の専門家のみならず、セッションの参加者とともに深い議論を交わす。
参加者が医療安全管理者が果たすべき役割や持っておくべき視点・考え方を整理し、また、今後の実践と学びの方向性を見通すための契機を提供したい。

[PD-8-1]事例を読み解く ~医療メディエーションの観点から

荒神 裕之 (山梨大学大学院 総合研究部医学域 医療安全学講座)

[PD-8-2]事例を読み解く ~法的観点から

荒井 俊行 (荒井東京法律事務所)

[PD-8-3]事例を読み解く ~臨床倫理の観点から

瀧本 禎之 (神戸大学医学部附属病院 医療の質・安全管理部)