セッション詳細
[PD-13]パネルディスカッション 13 業務委託会社と医療機関との境界を越えた協働による安全マネジメント
2025年11月8日(土) 10:40 〜 12:10
第5会場
座長:長谷川 剛(泉大津急性期メディカルセンター), 野口 悟司(株式会社日経サービス メディカルサポート部)
今日の医療機関では、清掃、洗浄・滅菌、受付、搬送など多岐にわたる業務を外部委託に依存している。各医療機関と業務委託会社は、仕事全体を広く見て、境界をうまく調整しながら、協働して安全をマネジメントすることが必要となる。また、受託会社の業務の質は、患者の治療に直接的または間接的な影響を与えることから、各社の職員が「安全」への理解を深め、患者の生命を預かるチームの一員であることに誇りをもって働ける環境が大切である。特に、ひとたび患者安全上の懸念事項が生じると、両者は役割分担をしながら、直後の危機管理に奔走することになる。本セッションでは、外部委託業務に関連する有害事象への初動経験を有する医療安全管理者からの報告を受けて、3つの業務委託会社(主に清掃、洗浄・滅菌、医療機器点検)から、先駆的な安全マネジメントの実践例を紹介する。互いの問題意識の共有を通して、この領域に関する議論の第一歩を踏み出したい。
[PD-13-1]危機的状況を委託会社との協働で乗り越えた二事例
○長谷川 剛 (泉大津急性期メディカルセンター)
[PD-13-2]弊社での安全対策の取り組み事例
○大町 智之 (ワタキューセイモア株式会社 請負事業部)
[PD-13-3]医療機器保守における安全マネジメントの実践
○佐々木 健 (株式会社 伸和)
[PD-13-4]安全対策体制の構築とその変遷
○野口 悟司 (株式会社日経サービス メディカルサポート部)
