セッション詳細

[PD-22]パネルディスカッション 22 はじまる! 医療DX -持続可能な医療と医療安全の実現に向けて-

2025年11月9日(日) 13:30 〜 15:30
第2会場
座長:武田 理宏(大阪大学大学院医学系研究科 医療情報学), 滝沢 牧子(埼玉医科大学総合医療センター 医療安全管理学)
企画:医療安全に資する医療情報システム検討に関する合同委員会
少子高齢化で働き手不足が進む中で、医療DXによる効率的な医療情報の共有は、医療の質と安全を担保しつつ、持続可能な医療提供のために必要不可欠である。令和7年度には電子カルテ情報共有サービスの本格稼働が始まり、3文書6情報が共有されるが、その運用にあたっては、システムを理解した上で、共通認識に基づく情報の入力・管理が求められている。特に、薬剤や造影剤、食物などのアレルギー等の情報は患者安全において重要な情報であるが、その登録方法や情報の更新、電子カルテによるアラートの制御など、施設ごとに大きなばらつきがあり、課題が多いのが現状である。
本学会と日本医療情報学会との合同委員会では、医療情報と医療安全の両専門家があつまり、医療安全に資する医療情報システムについて検討してきた。本セッションでは、これまでの委員会の活動を踏まえ、医療DX時代の新しい医療と医療安全の実現に向けての課題と取り組みについて、多職種の視点から議論したい。

[PD-22-1]始まる医療DX、価値ある情報共有サービスにしていくために共に考える

滝沢 牧子 (埼玉医科大学総合医療センター 医療安全管理学)

[PD-22-2]薬剤アレルギー等情報を多施設で共有する未来のために知っておきたいポイント

橋詰 淳哉 (長崎大学病院 薬剤部)

[PD-22-3]ヨード・ガドリニウム造影剤の副作用情報共有にあたっての課題

対馬 義人 (群馬大学大学院医学系研究科放射線診断核医学)

[PD-22-4]どうする!病院給食における食物アレルギーの危機管理

今井 孝成 (昭和医科大学医学部小児科学講座)

[PD-22-5]食物の禁忌・アレルギー等情報の共有における留意点と、活用のための考え方

北村 温美 (大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部)

[PD-22-6]電子カルテ情報共有サービスに対する電子カルテシステムの対応とモデル事業における課題の共有

駒井 理弘 (保健医療福祉情報システム工業会)

[PD-22-7]薬剤師からみる薬剤アレルギー情報の病院内での管理における諸課題

横山 威一郎 (千葉大学医学部附属病院 薬剤部)