セッション詳細

[PD-28]パネルディスカッション 28 いま、あらためて医療の質の可視化を考える ~改善につながる質評価とは~

2025年11月9日(日) 14:40 〜 15:40
第4会場
座長:伏見 清秀(東京科学大学大学院医療政策情報学分野), 深見 達弥(島根大学医学部附属病院 医療安全管理部)
2010年度より、厚生労働省の「医療の質の評価・公表等推進事業」に基づき、約1000病院が医療の質向上に向けた取り組みを実施し、データに基づく医療の質の可視化が進展してきた。2019年度からは、この取り組みをオールジャパンに展開するため、医療の質向上のための体制整備事業が開始された。多くの施設が、医療の質の可視化に取り組み始めた一方で、指標の設定が目的化し、現場の実態や患者のニーズを十分に反映しない「形骸化」が指摘されている。質改善を活性化するには、医療現場の課題を多角的に捉え、現場の医療者が課題解決のために必要とする分析と可視化を行うことが重要である。本企画では、医療の質の可視化と質改善活動が進展する中で、患者にとっての価値や医療現場の実効性を再考し、医療の質の可視化とモニタリングの「あるべき姿」を議論し、有効なQI活用を探る。

[PD-28-1]医療の質可視化の試みと現在の考え方

長谷川 友紀 (東邦大学医学部社会医学講座)

[PD-28-2]医療の質の可視化と質改善の取り組み ~国内の各団体の取り組み~

猪飼 宏 (京都府立医科大学附属病院)

[PD-28-3]見える医療、変わる現場 ~改善のための可視化とモニタリングの実際~

鳥羽 三佳代 (東京科学大学クオリティ・マネジメント・センター)

[PD-28-4]臨床実践を科学する ~現場から生まれるエビデンス~

森脇 睦子 (東京医科歯科 医療本部 クオリティ・マネジメント・センター)