セッション詳細

[PD-32]パネルディスカッション 32 上質な医療の提供に不可欠な管理栄養士の役割

2025年11月9日(日) 13:20 〜 14:50
第6会場
座長:兼児 敏浩(三重大学医学部附属病院 医療安全管理部), 和田 啓子(京都大学医学部附属病院 疾患栄養治療部)
管理栄養士・栄養管理部門は、安全な食事を安定して提供することを基盤として、食事プランのデザインや栄養指導を通して栄養診療に直接かかわるだけでなく、多くの医療チームに参加することにより、医療の質の向上に貢献している。栄養サポートチーム、褥瘡対策チーム、摂食嚥下チームといった呼名されるチームへの参加のみならず、管理栄養士の病棟専従配置は患者満足度の上昇にも寄与している可能性がある。一方、食物アレルギーや薬剤との関連(飲み合わせ)は依然として伝統的な医療安全上の課題となっている。また、絶食・点滴から経口食・点滴中止への切替え等はケアの移行期そのものであり、メディケーションエラーの発生素地となり得る。
ここでは、管理栄養士を医療の質・患者満足度に関わるキーパーソンとして医療安全の視点も交え、栄養管理部門の活動の現状と今後さらに期待される役割について多職種で議論したい。

[PD-32-1]ICUや心不全カンファレンスにおける管理栄養士の専門性 -薬剤師との協働から見える医療安全-

西村 健二1, 高瀬 綾子2, 林 宏美2, 柏谷 香緒里2, 徳田 衡紀1 (1.倉敷中央病院 薬剤部, 2.倉敷中央病院 栄養治療部)

[PD-32-2]管理栄養士の病棟専従配置による成果と課題

石田 優衣 (三重大学医学部附属病院 栄養診療部)

[PD-32-3]栄養サポートチームの現状と役割

真壁 昇 (関西電力病院疾患栄養治療センター)

[PD-32-4]自施設における褥瘡対策チームでの管理栄養士の課題

長谷川 由紀1, 前田 菜月1, 廻神 朱里1, 三宅 奈穂1, 西川 友加里1, 馬塲崎 仁美1, 小西 倫世2 (1.洛和会音羽病院 栄養管理室, 2.洛和会音羽病院 看護部)

[PD-32-5]摂食嚥下診療センターにおける成果と課題

佐藤 真理1,5, 末廣 篤2,5, 岩永 健2,5, 嶋田 義仁3,5, 山口 茜3,5, 森永 浩介4,5, 吉野 楓5, 京川 由季5, 渡邉 愛未5,6, 田中 絵美5,7 (1.京都大学医学部附属病院 看護部, 2.京都大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科, 3.京都大学医学部附属病院 疾患栄養治療部, 4.京都大学医学部附属病院 リハビリテーション科, 5.京都大学医学部附属病院 摂食嚥下診療センター, 6.京都大学医学部附属病院 薬剤部, 7.京都大学医学部附属病院 歯科口腔外科)