セッション詳細
[PD-38]パネルディスカッション 38 災害時の患者安全の確保を念頭にしたBCPを作っていますか?~専門職横断業務について今考えておくこと~
2025年11月9日(日) 13:30 〜 14:30
第8会場
座長:谷口 雄司(鳥取大学医学部附属病院 医療安全管理部), 新開 裕幸(大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部)
災害から命を守る行動は日々の訓練と意識付けが重要である。病院避難を伴うような大規模災害のみでなく一時的な停電であっても、生命を維持するための医療機器とともに生きる患者にとっては重大な災害である。災害発生時には医療従事者は傷病者を伴い避難行動をとるため、患者と自分を守るために組織のBCPに関心を持つべきで、在宅の患者では地域の災害対応・避難行動を知っておくべきである。急性期を生き延び、慢性期への経過において、「医療の継続」のためには、医療者多職種協働ではのりきれず、各専門職横断的なシステムを構築する必要がある。本企画では、専門職横断的協働のツール紹介、研究側と医療者側から見る医療のリソースの最適化研究の現状、そして実際的に補助人工心臓コーディネーターによる災害時の実際的な問題点を提起し、災害時の患者の安全を確保するために、職種横断的専門職の役割分担や、平時の経験や訓練を有事に応用するレジリエントな対応ができる医療者教育など、被災時にできうる限りの質を追求した医療を提供するための方策を考察する。
[PD-38-1]平時からの訓練と経験を有事に活かす様々な知識と教材
○高橋 敬子1, 江口 明世1, 笹沼 直樹1,2 (1.兵庫医科大学 医学部 医療クオリティマネジメント学, 2.兵庫医科大学病院 リハビリテーション技術部)
[PD-38-2]算出より導く災害時の医療リソースの最適化 ~データサイエンス研究者の立場から~
○阪野 朱音 (順天堂大学大学院 医学研究科 データサイエンスコース)
[PD-38-3]現場を知る医療者が導く災害時医療リソースの最適化と医療資源の限界
○渡邉 暁洋1, 平田 淳一1,2, 山田 太平2 (1.兵庫医科大学 危機管理医学講座, 2.兵庫医科大学 救急・災害医学講座)
[PD-38-4]VADコーディネーターが直面する災害時の患者安全の確保と限界
○東雲 紀子 (公立大学法人福島県立医科大学附属病院 看護部)
