特別講演
特別講演
塑性加工分野における今後の放射光活用促進に向けた
材料研究におけるSPring-8利用の現状
■開催日時: 2025年5月14日 (水) 16:20~17:05
■会場:アクリエひめじ 2階中ホール(第1会場)
■講演者:公益財団法人高輝度光科学研究センター 常務理事 坂田修身 様
■趣旨:放射光は、光速に近い速度まで加速された電子や陽電子が磁場によって曲げられた時に放出され、高輝度、高指向性、広い波長選択性、時間分解能観察につながるパルス性などの特性を有する電磁波である。放射光は、基礎科学からナノテクノロジーやバイオテクノロジーなど工学的な分野や産業利用まで幅広く現在用いられている。日本の放射光施設のうち、今回は大型放射光施設SPring-8、X線自由電子レーザー施設SACLA、および3GeV高輝度放射光施設NanoTerasuのビームライン(BL:ここでは、物質や材料などの分析、評価、解析を行う装置や装置群を意味する)に関して話題にする。講演者が所属する公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)では、この3つの施設の共用BLの利用者に対する選定や利用者支援を行っているので、それぞれの施設の特徴を概観するとともに、課題申請の手続きについて説明する。1997年から利用開始されたSPring-8における材料研究・開発の代表的な研究成果、とくに塑性加工分野における研究成果を紹介する。その分野の利用実態についても触れる。また、最新の共用BLの装置にも触れる。さらに、SPring-8から格段に性能がアップグレードするよう進められているSPring-8-IIについての最新状況を提供する。時間が許せば、講演者の研究も紹介する。
※会員の方はどなたでも聴講できます。事前の申し込みは不要です。