講演情報
[102-1105]講師:高橋 香代子 先生(北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科作業療法学専攻)
座長:戸塚 香代子 先生(川崎市中央療育センター)
こどもまんなか!!当事者及び家族のエンパワメントを高める支援について
作業療法の特徴は、医療保険福祉制度の制約によって、クライアントに関われる期間が限られているということである。したがって、いつか作業療法士が隣にいなくなっても、作業療法の効果が持続可能(sustainability)で、クライアントが自分らしく生きているように支援をしていかなければならない。
そのためには、クライアントが自分自身のもつ力に気づき、困った場面でも自分なりに試行錯誤して問題解決できる「エンパワメント(empowerment)」が重要となる。特にこどもの領域では、関われる時期が限られている分、いかにその後も自分らしく成長していけるかが鍵となる。また、こどもだけでなく、こどもの一番近くで共に暮らす家族もまたエンパワーされるべきクライアントといえる。
本講演では、クライアントをエンパワーするために理解しておくべき理論的背景や科学的根拠(science)について紹介する。そして、後半では実際に作業療法によってエンパワメントされたと感じている当事者と家族に登壇いただき、どのような経験がエンパワメントに繋がったのか、作業療法の経験がどのように今の生活に生きているのか、支援者に求めることは何か、などについてお話しいただく予定である。
作業療法とは一体クライアントに対して何ができる専門職種なのか、学問的視点と当事者視点の双方向から学び、作業療法の魅力を共に考える機会としたい。
作業療法の特徴は、医療保険福祉制度の制約によって、クライアントに関われる期間が限られているということである。したがって、いつか作業療法士が隣にいなくなっても、作業療法の効果が持続可能(sustainability)で、クライアントが自分らしく生きているように支援をしていかなければならない。
そのためには、クライアントが自分自身のもつ力に気づき、困った場面でも自分なりに試行錯誤して問題解決できる「エンパワメント(empowerment)」が重要となる。特にこどもの領域では、関われる時期が限られている分、いかにその後も自分らしく成長していけるかが鍵となる。また、こどもだけでなく、こどもの一番近くで共に暮らす家族もまたエンパワーされるべきクライアントといえる。
本講演では、クライアントをエンパワーするために理解しておくべき理論的背景や科学的根拠(science)について紹介する。そして、後半では実際に作業療法によってエンパワメントされたと感じている当事者と家族に登壇いただき、どのような経験がエンパワメントに繋がったのか、作業療法の経験がどのように今の生活に生きているのか、支援者に求めることは何か、などについてお話しいただく予定である。
作業療法とは一体クライアントに対して何ができる専門職種なのか、学問的視点と当事者視点の双方向から学び、作業療法の魅力を共に考える機会としたい。