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[1F-14]【J】分子生物学は陰謀論を超えられるか:「異端の生命科学者」この指とまれ!

2025年12月3日(水) 19:15 〜 20:30
第14会場(パシフィコ横浜 会議センター 4F「419」)
オーガナイザー:新田 剛(東京理科大学), 掛谷 英紀(筑波大学)
COVID-19の流行による世界的な混乱期には、いわゆる「陰謀論」や「異端の説」として専門家から顧みられなかった言説が多くあった。分子生物学の分野も例外ではない。新型コロナウイルスは遺伝子操作によって作られ、研究所から流出した可能性は? mRNAワクチンはCOVID-19に対する集団免疫を実現できないのでは?科学の本質は従前の知識や常識を疑い、論理的または実験的に検証し、間違いがあれば修正してゆくことにある。2025年現在、海外では「コロナ禍」の科学・医療政策や専門家の言説に対する検証や反省が進められている。米国では2020年から主流の見解に異を唱え、当時のNIH所長コリンズから「異端の疫学者」と呼ばれたバタチャリア博士がNIH所長に就任した。博士は2024年にコリンズと直接面会したとき、彼から謝罪の言葉を受けたと語っている。日本の生命科学者も腰を据え腹を割って議論すべきではないか。それこそが真の意味で公衆衛生や安全保障や健全な科学の未来のために重要であるはずだ。本フォーラムでは昨年に引き続き、COVID-19対策を生命科学の観点から検証・総括することをめざす。

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