セッション詳細
[2F-14]【J】ゲノム合成と倫理-基礎研究における社会との対話の可能性を探る-
2025年12月4日(木) 19:15 〜 20:30
第14会場(パシフィコ横浜 会議センター 4F「419」)
オーガナイザー:田川 陽一(東京科学大学), 見上 公一(慶應義塾大学)
科学が社会との対話を進め、良好な関係を築くことが求められるようになって久しい。生命科学でもゲノム科学や幹細胞研究などを中心として、そのような対話の活動が積極的に進められてきた。しかし、医療や食品などの形で人々の生活に直接影響を与えることを目指した応用研究に比べると、基礎研究の場合はその意義を社会に理解してもらうことのハードルは高い。それでも、そのような活動を行なう必要性は年々高まっている状況がある。そこで、本フォーラムでは、JST CREST「ゲノム合成」領域とJST RISTEX「ゲノム倫理」研究会が連携して行ってきた、研究の倫理的・法的・社会的側面(ELSI)の論点の抽出および社会との対話の取り組みについて、その中心にいた研究者の視点から振り返る。実際の経験を通じた気づきだけでなく、その過程で抱いた楽しさや不安、不満なども併せて共有することで、今後より多くの研究者が社会との対話に一歩踏みだすための後押しをしたい。


