セッション詳細

[3MS-13]【J】温泉微生物がもつ耐熱細胞外殻の分子機構

2025年12月5日(金) 11:15 〜 12:35
第13会場(パシフィコ横浜 会議センター 4F「418」)
オーガナイザー:別所 義隆(理化学研究所), 中根 大介(電気通信大学)
高度好熱菌(Thermus thermophilus)は、85℃という高温環境下で生存可能なグラム陰性菌であり、遺伝子操作が可能な好熱菌のモデル生物として、基本生命現象の解明や生化学の発展に多大な貢献を果たしてきた。この微生物では、タンパク質や核酸など、細胞機能に必須の生体高分子が耐熱化しており、構造ゲノムプロジェクトによる網羅的な解析から、分子の耐熱の仕組みが一般化されつつある。しかしながら、細胞が高温環境で生きるということは、分子だけでなく、生命を包む細胞自体が耐熱化している必要がある。ここで、細胞の外殻にあたる細胞膜や細胞壁、さらに細胞の表層に位置する線毛や好熱ファージに注目し、耐熱性に関する最新の知見を議論する。

Introduction

[3MS-13-01]逆流のダンス ー 高速水流を乗りこなす好熱細菌の外殻の秘密

○中根 大介1 (1. 電気通信大学)
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[3MS-13-02]温泉微生物の細胞膜は菌の耐熱性に寄与するのか?

○根本 直樹1 (1. 千葉工大・先進工)
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[3MS-13-03]好熱菌とそのファージの表層変化を通した競争進化

○玉腰 雅忠1 (1. 東京薬科大学)
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