セッション詳細
[3AS-15]【J】転移因子コードが誘導する核内3次元構造形成メカニズムの理解
2025年12月5日(金) 9:00 〜 11:00
第15会場(パシフィコ横浜 会議センター 5F「501」)
オーガナイザー:一柳 健司(名古屋大学), 藤 泰子(東京科学大学)
SINEやLINEなどの転移因子はゲノムの多くの部分を占める。SINEとLINEはゲノム内に不均一に、しかも相互排他的に分布する。近年、SINEがCTCFなど核内3次元構造を制御する因子をリクルートすることや特定のヒストン修飾を持つヌクレオソームを持つこと、また、LINE RNAが核内での液-液相分離を介してヘテロクロマチンを構築することが示された。本シンポジウムでは、転移因子が結合タンパク質と協奏することで核内3次元構造を制御するという分子コード(転移因子コード:TEC)の概念を提唱し、転移因子や核内3次元構造に関連する幅広い最新の研究から議論したい。
Introduction
[3AS-15-02]CTCFの液滴形成を介した核内構造形成機構の解明に向けて
○日比野 絵美1、Sharif Jafar2、一柳 健司3 (1. 名大・院創薬、2. 理研・IMS、3. 名大・院生命農学・動物科学)
[3AS-15-04]細胞核への力学的ストレスに対するクロマチンの抵抗性と応答
○川瀬 雅貴1,2、河野 洋平2、市川 壮彦2、木村 宏3、福間 剛士2、眞貝 洋一1、志見 剛2 (1. 理化学研究所、2. 金沢大学、3. 東京科学大学)
[3AS-15-06(3P-097)]LINE-1抑制を担う核膜直下ヘテロクロマチンは神経関連遺伝子群を制御する動的な場である
○北西 祐貴1,2、中村 優花2、石川 桜子2、大城 洋明2、椙下 紘貴2、川口 大地2、後藤 由季子1,2 (1. 東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構(IRCN)、2. 東京大学大学院薬学系研究科)
[3AS-15-07]対立するヒストンH2Aバリアントと自律的なヘテロクロマチン形成がシロイヌナズナのエピゲノムパターンを形成する
小田 頌子1,2、角谷 徹仁2、○藤 泰子1 (1. 東京科学大学、2. 東京大学)
