セッション詳細
[2LS-02]覚醒と認知機能を支える樹状突起スパイン
2025年7月25日(金) 12:00 〜 12:50
第2会場(メインホールA)
司会:和氣 弘明(名古屋大学)
共催:株式会社 成茂科学器械研究所
認知機能の基盤には連合学習がある。樹状突起スパインは興奮性神経を直接シナプス結合し連合学習時に速く形態変化を起こし、持続的なスパインのグルタミン酸感受性の上昇と、軸索終末を押すことで短期的なグルタミン酸放出の促進作用をもつ。我々はスパイン形態や可塑性を薬理遺伝学的に操作する方法論(SYNCit法)を構築した所、スパイン増大が学習記憶に留まらず、覚醒・睡眠や各種認知機能に関わることがわかってきた。