セッション詳細

[S07☆]生体内分子輸送システムを開拓する異分野技術の共創

2026年3月27日(金) 9:30 〜 11:30
第17会場 (A201 第3学舎1号館 A棟 [2F])
オーガナイザー:持田 祐希 (東京科学大総合)、横尾 英知 (国立医薬品食品衛生研)、林 周斗 (東京科学大総合)
 生体内では、生体分子が適切な場所に、適切な量だけ、適切なタイミングで配置されることで、分子間相互作用が適切に制御され、生命活動が維持されている。これらの分子輸送機構が破綻すると、生体内の分子配置が異常化し、細胞や個体の機能不全につながる。また、生体外から生理活性物質を投与する場合にも、その分子動態は薬効と副作用の双方に直接的な影響を及ぼす。したがって、生体内での分子輸送を人為的かつ自在に制御できれば、病態改善、健康維持、さらには生体機能の高度化への新たな道が拓かれると期待される。ここでは、生体内における分子輸送を時空間的に制御するための技術を「分子輸送システム(Molecular Transport System:MTS)」と定義する。MTSの発展は、生体の理解、制御、治療、そして機能拡張を新たな次元で実現し、薬学の基礎・応用研究に変革をもたらすと期待される。
 本シンポジウムでは、MTS開発の基盤となり得る先端技術の研究に取り組む新進気鋭の研究者が登壇し、最新の研究成果と将来展望を共有する。とりわけ、全身循環、組織、細胞、オルガネラといった異なる階層の分子輸送技術、特定の細胞・生体分子の精密に認識するためのDry/Wet分子設計、分子輸送制御を応用した創薬の新展開など、多角的な視点からMTS研究を議論し、分野を超えた共創を促進する。

趣旨説明
持田 祐希1,21 東京科学大総合,2 川崎市産業振興財団ナノ医療セ)

[S07-1]生体内分子輸送制御に向けた高分子キャリアの設計

○持田 祐希1,2 (1. 東京科学大学総合、2. 川崎市産業振興財団ナノ医療セ)

[S07-2]二重特異性抗体構造からデザインする分子送達技術

○秋葉 宏樹1 (1. 京大院薬)

[S07-3]サイトゾルへと移行する抗体の分子設計

○坂本 健太郎1、高木 淳一1 (1. 阪大蛋白質研)

[S07-4]分子輸送を実現するAI駆動型ペプチドデザイン

○林 周斗1,2、山畑 伊織1,3、小関 準4、島村 徹平1 (1. 東京科学大学総合、2. 川崎市産業振興財団ナノ医療セ、3. 名古屋大院医、4. 産総研細胞分子工学)

[S07-5]核酸バーコードを活用した細胞外小胞の科学
~バイオロジーの開拓から次世代輸送システムの開発への展望まで~

○小嶋 良輔1 (1. 東大院医)

[S07-6]二次構造制御ペプチドを活用した分子輸送技術とタンパク質近接制御による機能発現

○横尾 英知1 (1. 国立医薬品食品衛生研)

総括
横尾 英知11国立医薬品食品衛生研)