セッション詳細
[S17☆]マイクロ・ナノプラスチック研究の最新知見
2026年3月27日(金) 13:10 〜 15:10
第19会場 (A301 第3学舎1号館 A棟 [3F])
オーガナイザー:堤 康央 (阪大院薬)、芳賀 優弥 (阪大院薬)
プラスチック廃棄物による環境・ヒト健康への影響が、近年SDGsなどでも広く懸念されている。その中でも、5 mm以下のマイクロプラスチック(MPs)や1 µm以下のナノプラスチック(NPs)といった微細なプラスチック粒子は、海洋・河川・大気中などの環境中にとどまらず、ヒトの肺・血液・胎盤・脳などの組織からも検出されており、ヒト健康に与える影響への注目が一段と高まっている。さらに、環境中のMPs・NPs(MNPs)が様々な疾患や生体反応に関与する可能性が近年相次いで報告されているものの、どのような特性をもつMNPsが実際にリスクをもたらすのかは未だほとんど解明されていない。すなわち、環境由来のMNPsが体内でどのような動態を示し、どのような生体影響や機序を引き起こすのかという根本的な問いに対して、現時点では依然として極めて限られた知見しか得られておらず、十分な理解が進んでいないのが実情である。加えて、環境中に存在するMNPsは素材やサイズ、表面性状が多岐にわたり、その多様性がリスク評価をさらに複雑化させている点も重要である。本シンポジウムでは、MNPsの環境中での存在様式や分析手法の進展、さらには健康影響に関する最新の研究成果を共有し、今後の研究課題や展望について議論したい。
オーガナイザー挨拶
堤 康央(阪大院薬)
[S17-1]環境中マイクロ・ナノプラスチックの生体影響評価に向けた取り組み
○芳賀 優弥1 (1. 阪大院薬)
[S17-2]太陽光で劣化したマイクロプラスチックの呼吸器影響の解析とそのリスク評価を志向した環境モデルの作出
○石原 康宏1、梶野 瑞王2、大河内 博3 (1. 広島大院統合生命、2. 気象庁気象研、3. 早稲田大創造理工)
[S17-3]ラットを用いた吸入ばく露試験によるマイクロプラスチックの肺有害性評価
○友永 泰介1 (1. 産業医大産業生態科学研)
[S17-4]ナノプラスチック標準粒子作製とリスク評価に向けた取り組み
○田中 厚資1、藤谷 雄二1、前川 文彦1、伊藤 智彦1、宇田川 理1、鈴木 剛1 (1. 国環研)
