セッション詳細
[S28☆]ファインバブルの物理化学と医療の融合によるイノベーション創出の最前線
2026年3月28日(土) 9:30 〜 11:30
第04会場 (E301 第2学舎3号館 E棟 [3F])
オーガナイザー:武田 真莉子 (神戸学院大薬)、寺坂 宏一 (慶應大理工)
ファインバブルは国際標準化機構(ISO)により正式に定義された日本発祥の先進技術であり、21世紀を代表する科学的イノベーションの一つとして注目されている。近年、洗浄、水処理、農業、化学工学など、多様な分野で応用が急速に拡大している。なかでも、直径 1 µm 未満のウルトラファインバブル(UFB)は、負に帯電した表面特性やコロイド粒子に類似した独自の物性を有し、医療・生命科学分野において機能性素材としての新たな価値が見いだされている。UFBの利用により、従来は困難であった生理活性気体の経口摂取が可能となるほか、UFB自体の物理化学的特性による薬物吸収促進効果や、生体機能への影響など、多様な生物学的作用が報告されている。こうした特性を背景に、UFBは医療・創薬分野での新たな応用展開が期待されている。具体的には、バイオ医薬品あるいは水素などの生理活性気体の経口デリバリー、UFB化した気体をDDSのキャリアとして利用する経皮デリバリー、さらには超音波との併用によるアンメットメディカルニーズの高い疾患への応用など、創剤・創薬研究が進展している。本シンポジウムでは、工学・医学・薬学の各分野においてファインバブル研究を牽引する研究者を招聘し、最先端研究の共有を通じて、次世代医療に貢献する機能性素材としての応用可能性に関する理解の深化と、異分野連携の促進を図る。
オーガナイザー挨拶・趣旨説明
武田 真莉子(神戸学院大薬)
[S28-1]ファインバブルサイエンスの基礎と社会普及
○寺坂 宏一1 (1. 慶應大理工)
[S28-2]ウルトラファインバブルと超音波を用いた薬物送達システムの展開
○貴田 浩志1 (1. 福岡大医)
[S28-3]マイクロバブルへの超音波照射を利用した腫瘍微小環境の転換に基づくがん免疫療法の開発
○鈴木 亮1 (1. 帝京大薬)
[S28-4]ウルトラファインバブル(UFB)を活用した経皮吸収製剤の可能性
○秦野 衛1、小林 一貴1、増田 孝明1、早崎 拓登1、寺坂 宏一2、仁王 厚志1 (1. ポーラ化成工業、2. 慶應大理工)
[S28-5]ウルトラファインバブルのマルチモーダル機能と医療応用への可能性
○諏訪部 晋1、武田 真莉子1 (1. 神戸学院大薬)
