セッション詳細

[S34☆]学術変革領域研究(B)「特化メタボロン」:タンパク質の自己集合研究が拓く新たな薬学

2026年3月28日(土) 9:30 〜 11:30
第18会場 (A202 第3学舎1号館 A棟 [2F])
オーガナイザー:佐々木 栄太 (慶應大薬)、森 貴裕 (東大院薬)
 細胞内におけるタンパク質の自己集合は、酵素反応の効率化や反応特異性の制御に重要な役割を果たしている。例えば真核細胞では、タンパク質や核酸の集合に伴う液液相分離がよく知られている。一方、植物や微生物が生み出す特化代謝産物は、医薬品開発に不可欠な天然分子資源であるが、これらの生合成を担う酵素群が細胞内で自己集合し、機能的な複合体を形成する仕組みは、近年明らかになり始めたばかりである。
 本シンポジウムでは、学術変革領域B「特化メタボロン(特化代謝産物生合成における生合成反応・物質生産制御機構の包括的理解と応用)」に参画する若手研究者が中心となり、特化代謝産物生合成に関わる酵素複合体形成の最新の知見に加え、有機化学、分子生物学、構造生物学、進化工学、分子イメージングなどの多面的なアプローチによるタンパク質間相互作用を可視化・制御するユニークな技術を紹介する。これによって、タンパク質の自己集合を起点とした、未来の薬学研究の基盤となる分野横断的コミュニティの形成を目指す。

オーガナイザー挨拶
佐々木 栄太(慶應大院薬)

[S34-1]天然薬物生合成酵素複合体の構造機能解析

○森 貴裕1 (1. 東大院薬)

[S34-2]フラボノイド生合成メタボロンの構造基盤と反応特異性制御機構

○和氣 駿之1 (1. 東北大院工)

[S34-3]細胞内分子クラウディングを可視化する蛍光センサーの開発

○佐々木 栄太1 (1. 慶應大院薬)

[S34-4]マイクロ流路デバイスを用いた無細胞タンパク質スクリーニング

○寺坂 尚紘1 (1. 東京科学大地球生命研)

[S34-5]低酸素により誘導される解糖系酵素群集合体の制御基盤の開発

○三浦 夏子1 (1. 大阪公立大院農)

総括
森 貴裕(東大院薬)