セッション詳細

[S61☆]タンパク質立体構造の次の展開:PDBj×量子化学×AIの連携

2026年3月29日(日) 13:10 〜 15:10
第17会場 (A201 第3学舎1号館 A棟 [2F])
オーガナイザー:福澤 薫 (阪大院薬)、本間 光貴 (理研)、加藤 幸一郎 (九大院工)
タンパク質の立体構造はProtein Data Bankに登録され世界中の研究者に用いられているが、近年はAlphaFoldに代表される立体構造予測も盛んに行われ、ひとたび構造が得られれば、計算科学による精密解析も可能であるため、現在の研究者がアクセスできる構造情報は飛躍的に増大している。一方で、日本発の理論手法であるフラグメント分子軌道(FMO)法は、タンパク質全体の量子化学計算を可能にするばかりでなく、タンパク質-リガンドやタンパク質-タンパク質間相互作用の詳細な相互作用情報を取得できるため構造の理解や論理的創薬に適している。これまでに、スーパーコンピュータを利用して数万構造のタンパク質構造の全電子計算を実施し、FMOデータベース(FMODB)として2019年から一般公開している。
本シンポジウムでは、FMODBの概要やデータ構造を解説するとともに、AIの活用、構造生物学研究への展開、さらにPDBjとの連携について最新の話題を提供し、今後の展開について議論する場としたい。

[S61-1]フラグメント分子軌道(FMO)法と構造生物学

○福澤 薫1 (1. 阪大院薬)

[S61-2]Protein Data Bank (PDB)のデータ科学への展開と創薬研究への応用

○栗栖 源嗣1,2 (1. 阪大蛋白研、2. 蛋白奨励会)

[S61-3]PDBjが提供するPDBエントリーに含まれる化合物情報を探索する統合ツール

○Gert-Jan Bekker1 (1. 阪大蛋白研 日本蛋白質構造データバンク)

[S61-4]FMODB:生体高分子に対するFMO量子化学計算データベースの現状と最新動向

○高谷 大輔1 (1. 阪大院薬)

[S61-5]FMOデータを用いた機械学習モデル構築

○加藤 幸一郎1 (1. 九大院工)

[S61-6]クライオ電顕構造の精密化と解釈におけるFMOの利用

○仙石 徹1 (1. 横浜市大医)

[S61-7]タンパク質構造とAI・シミュレーションの連携で見える世界

○本間 光貴1 (1. 理研)

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