セッション詳細
開催地企画シンポジウム04 知りおうてナンボ・寄りおうてナンボ:人との交流が生む回復の力
2025年11月22日(土) 9:00 〜 10:30
第3会場(8F 第1・2会議室)
座長:藤井 由記代(森之宮病院)
リハビリテーションの目的の一つが社会参加とされます。本シンポジウムでは、個々の孤立を防ぎ心身が「動く」機会を創出するヒントを得るために、各専門領域の視点からの実践報告をお願いしました。医療介護サービスにおける社会参加支援に加え、障がい福祉サービスにおける自立訓練・就労移行支援における支援の視点についてもお話いただきます。また、脳卒中後のサバイバーである高野さんからは、ご自身の経験に基づき、「人との交流」がどのように自身の「動く」意欲や行動につながったのか、その体験談を共有していただきます。2024年度には孤独・孤立対策推進法が施行されました。その基本方針は、(1)孤独・孤立に至っても支援を求める声を上げやすい社会とする、(2)状況に合わせた切れ目のない相談支援につなげる、(3)見守り・交流の場や居場所を確保し、人と人との「つながり」を実感できる地域づくりを行う、(4)孤独・孤立対策に取り組むNPO等の活動をきめ細かく支援し、官・民・NPO等の連携を強化する、とされています。シンポジストからの実践報告をもとに、我々に求められる「つながり」支援が回復に与える影響などについて学び、参加される皆さんと一緒に議論を深めたいと考えます。
[S11-1]私が脳卒中サバイバーと言われる【所以】~知り合い・繋がり・交流に生かされた~
○髙野 直也 (社会医療法人ペガサス 馬場記念病院 事務部)
[S11-2]就労移行支援事業所における「つながり」支援の視点と実践
○長塚 美和 (LITALICOワークス大阪天王寺)
[S11-3]大阪府立障がい者自立センターの取り組み
~リハセン内の連携強化と自立訓練サービスを通した利用者の変化~
○山下 久美 (大阪府立障がい者自立センター)
[S11-4]認知症の人が社会とつながるために
○伊藤 琢二 (はぁとふるグループ 介護老人保健施設悠々亭 介護部 副部長)
