2025年室内環境学会学術大会

プログラム・講演要旨集

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授賞式・受賞記念講演
日時2025年12月2日(火) 15:00~17:00
会場北九州国際会議場メインホール(A会場)
プログラム
15:00−16:00授賞式(学会賞、学術賞、技術賞、研究奨励賞、論文賞 他)
16:00−16:30受賞講演(学会賞)
16:30−17:00受賞講演(論文賞 2件)

国際シンポジウム
日時2025年12月3日(水) 15:00~17:00
会場北九州国際会議場メインホール(A会場)
主題室内環境と健康をつなぐ:多分野の連携
司会柳 宇(工学院大学、社会連携員会委員長)
趣旨 日本SIEJ・韓国KOSIE・台湾TSIEQの三学会は、相互協力に関するMOU(Memorandum of Understanding)に基づき、3年ごとに各学会の年次大会期間中に国際シンポジウムを開催している。本年はSIEJがホストを務め、「室内環境と健康をつなぐ:多分野の連携」をテーマにシンポジウムを企画した。今回のシンポジウムでは、特別ゲストとして、室内環境分野の研究で国際的に著名なデンマーク工科大学のPawel WARGOCKI教授を講演者にお迎えできる運びとなった。人は一日の大半を室内で過ごすことから、室内環境は健康や快適性に大きな影響を及ぼす。より良い室内環境の実現には、工学・医学・公衆衛生などの多分野にわたる連携が不可欠である。本シンポジウムでは、日・韓・台三学会の代表者およびWARGOCKI教授が、それぞれの分野における最新の研究成果を紹介し、活発な議論を通じて今後の国際的連携の可能性を探ることを目的としている。
プログラム




15:00−15:05趣旨説明:柳 宇
15:05−15:30The role of health and interactions between engineering and medicine disciplines in achieving human-centric and ecological buildings supporting healthy lives and sustainable development
Pawel WARGOCKI, Technical University of Denmark
15:30−15:55Indoor air quality and health effects in modern office buildings
Kenichi AZUMA, Kindai University, President of the Society of Indoor Environment, Japan
15:55−16:20Utilization of New Sensors for Indoor Air Quality Management Based on Personal Exposure and Activity Levels
Bangwoo Han, Korea Institute of Machinery & Materials, Vice president of the Korean Society for Indoor Environment
16:20−16:45Synergy Between Health and Sustainability: The IAQ and Decarbonization Challenges in Taiwan
Yaw-Shyan TSAY, National Cheng Kung University, (President of the Taiwan Society of Indoor Environmental Quality

車室内環境分科分科会セミナー
テーマ公共交通の将来課題と対応技術について
日時12 月3 日(水) 9:30~11:15
会場北九州国際会議場 B 会場(1F 11 会議室)
企画達晃一、長尾祥大、篠原直秀、徳村雅弘、坂口淳、吉田功、鈴木規道
趣旨

 車室内環境分科会は、モビリティの質の向上と利用者の快適性・安全性の確保を主眼に置き、モビリティにおける車室内環境の課題を抽出し、その解決に向けた技術を検討することを目的として、2022 年6 月に発足しました。
 将来のモビリティが直面する課題は、単なる技術的進歩にとどまるものではありません。それは、人々が時間を過ごす住宅やオフィスなどの室内環境とも密接に関わり合う、社会全体に広がる複合的な問題であり、特に自動運転やMaaS(Mobility as a Service)の進展により、車室が「生活空間」へと変貌する中で、その重要性は一層高まっています。
 本分科会では、発足以来、産学官連携のもと、将来のモビリティ環境を見据えた多岐にわたる課題に取り組んでまいりました。これまで、特に以下の重要なテーマに焦点を当てて技術検討を進めてきました。

1. モビリティの新たな価値創出に資する技術探索
2. ノンターゲット分析による網羅的リスク評価技術
3. カスタマイズ可能な空調制御システム技術
4. ナノ材料を活用した次世代フィルター技術
5. センサーネットワークを用いたリアルタイム空気質モニタリング
6. 国際規格に対応した評価手法の標準化

発足から3 年を迎えた現在、これまでの分科会活動で得られた多大な成果と知見を社会に還元し、公共交通を含む幅広いモビリティ分野における室内環境課題の将来像を、オープンに議論することが喫緊の課題となっています。
 今回のセミナー「公共交通の将来課題と対応技術について」では、車室内環境研究で得られた最先端の知見を社会、特に公共交通や公共空間の現場へと橋渡し(トランスファー)することを目的としています。「室内環境分野に架ける橋」という本学術大会のテーマのもと、技術的・社会的両面から、具体的な対応の方向性を参加者とともに深く探り、未来の快適で安全な空間の実現に貢献するものです。

セミナープログラム

1. 開会(9:30~9:40)
  本セミナーの趣旨と分科会活動の紹介
   いすゞ自動車㈱・産業技術総合研究所 達晃一
2. 話題提供(9:40~11:00)
  ・ 利用者が「本当に欲しい」機能とは?
    ARCHECO inc. 吉田功
  ・ 公共交通の見える化と環境センシングの評価
    産業技術総合研究所 篠原直秀
  ・ 地域を支える移動手段へ!「グリーンスローモビリティ」の必須機能と可能性
    ㈱マクニカ 堀井舜
  ・ 路線バスの「臭い」問題をどう解決するか
    一般財団法人東海技術センター 松井秀親
  ・ 移動のデータが街を変える!スマートモビリティ時代のデータ活用術
    新潟県立大学 坂口淳
  ・ 「移動」を幸福度に繋げる!スマートモビリティと住民のWell-being
    千葉大学 鈴木規道
3. 質疑応答および意見交換(11:00~11:15)
  全体ディスカッション:未来の地域交通を語ろう

ランチョンセミナー
  • ランチョンセミナーは12月3日(水)12:45~13:15及び12月4日(木)12:30~13:00で開催します。3日はB会場(1F 11会議室),4日はB会場(1F 11会議室)及びC会場(2F 21会議室)で開催します。
  • 各会場の定員は50名です。 
  • 参加費は無料です。
  • ランチョンセミナーの整理券はそれぞれ当日の9:00より受付で配布いたします。整理券がなくなり次第,終了とさせていただきます。

ランチョンセミナー①

日時12月3日 12:45~13:15
会場B会場:11会議室
協賛北野木材販売株式会社
テーマ深呼吸したくなる家
 演者山田直登(北野木材販売株式会社),寺島聡剛(株式会社ウッドビルド)

ランチョンセミナー②

日時12月4日 12:30~13:00
会場B会場:11会議室
協賛健康畳店会
テーマ室内におけるい草・畳表の機能性
 演者森田 洋(北九州市立大学 国際環境工学部 生命工学科 教授)

ランチョンセミナー③

日時12月4日 12:30~13:00
会場C会場:21会議室
協賛フィリップモリスジャパン合同会社
テーマたばこの「におい」,どこまで許せる?―屋内環境におけるにおい容認性と測定方法―
 演者棚村壽三(大同大学 研究・社会連携推進センター におい・かおり研究センター 共同研究員)
 座長萬羽郁子(東京学芸大学 総合教育科学系 生活科学講座 生活科学分野 准教授)

学生懇談会
日時2025年12月3日(水) 13:30~15:00
会場北九州国際会議場 C会場(2F 21会議室)
テーマ学生の輪で架ける、環境と人との新しいカケハシ
世話人三原 千穂 (学生会員,静岡県立大学)
池田 紫音 (学生会員,静岡県立大学)
藤永 遥花 (学生会員,北九州市立大学)
古瀬 杏里 (学生会員,北九州市立大学)
酢田 裕一郎 (学生会員,九州大学)
坂田 瑠琉 (学生会員,九州大学)
趣旨 今年で学生懇談会は17回目を迎えます。学生懇談会は,本学会の学生活動をより盛んにすることを目的とし,学会に参加する学生同士の親睦を深めたり,情報を交換したりする場となっています。今回のテーマは“学生の輪で架ける、環境と人との新しいカケハシ”です。今回の学生懇談会では,学生同士が気軽に交流し、分野の垣根を越えてつながる場をつくることを目指しています。日頃の学生生活や研究、将来のことなどについて語り合うだけでなく、現代の室内環境課題に対して、人々が果たすべき役割を学生目線で考えるきっかけになることを期待しています。新たな出会いや発想が生まれ、今後の学びや研究がさらに実りあるものとなるよう、有意義な時間にしたいと考えています。どうぞ気軽にご参加ください!
主な内容1)開催趣旨説明
2)参加者の自己紹介
3)アイスブレイク
4)グループディスカッション
5)まとめ
事前予約不要