第32回画像センシングシンポジウム

技術動向解説セッション

国際的な研究フィールドでアクティブに活躍されている若手トップ研究者をお招きし、世界最先端の技術研究動向をまとめて一挙に解説いただきます。

 


SS1
作業動画理解
〜基盤モデル時代の応用と課題〜
6/11 (木)

講師:橋本 敦史 氏
(オムロン サイニックエックス株式会社)

略歴:2013年京都大学より博士(情報学)を取得。オムロンサイニックエックス株式会社にてKnowledge Computing Groupを主宰し、作業動画からの手順生成、Vision-Language技術の研究開発に従事。慶應義塾大学訪問准教授、東京大学協力研究員を兼務。言語処理学会論文賞(2023年)、CVPR Outstanding Reviewer(2020年)等受賞。著書に『キッチン・インフォマティクス』。

 

概要:CLIPの登場以降、SAMやMultimodal LLMなど、視覚と言語を融合した基盤モデルは急速に発展している。料理や化学実験、製品組立などの「作業映像」への応用期待も高まる一方、長時間動画の処理や細粒度の状態認識など、社会実装上のボトルネックとなる本質的な限界も明らかになっている。本講演では、作業映像理解の問題を整理し、最新の研究動向を概観しながら、現在の技術がどこまで通用し、どこからが通用しないのかを紹介する。

 

こんな方におすすめ
  • 作業映像の画像処理・言語処理・ロボティクス研究に携わる方
  • 料理や化学実験、製品組み立ての研究事例に興味がある方
  • 現状の視覚言語基盤モデルの課題について知りたい方


SS2
CADにおけるAI分野の動向と製造業への実適用
6/11 (木)

講師:今井武晃 氏
(キャディ株式会社)

略歴:2015年 東京大学大学院 工学系研究科 航空宇宙工学専攻修士課程修了。同年よりNTT研究所に入社。データサイエンス業務に従事。2018年より製造業系スタートアップにて執行役員CTOを務め、2021年1月にキャディに入社。図面解析プロダクトのPdMとして研究開発をリードした後、AI Labを立ち上げ、プロダクトマネジメントを推進。現在はData Platform本部の責任者として、複数プロダクトにまたがるデータ基盤の構築、機械学習・AIの事業活用を統括。

 

概要:製造業の最重要データの一つである「CAD・図面」は、設計者の意図が込められた一つのメッセージです。設計においていかに過去の情報を資産として活用できるか、そしてうまく後続の工程に伝えられるかが非常に重要です。キャディではこれらの課題を解決し「ものづくり産業のポテンシャル解放」を目指しています。本講演では、昨今の3D基盤モデルなどの潮流を概観し、CAD解析技術の実プロダクト適用における「研究と実践」のリアルを解説します。

 

こんな方におすすめ
  • 画像処理やCAD含む3Dの産業応用に興味がある方
  • 研究と実プロダクトへのギャップに興味がある方
  • 自らの技術で産業の変革を起こしたい方