講演情報

[HbDz7mzy-03]ケアを再構築する:負担の再分配から、人生の豊かさの共有に基づく研究者のキャリア形成

前原はづき (株式会社ライフ・ポートフォリオ 代表取締役社長)
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■背景 / Context
ジェンダーギャップの解消や女性の社会的地位の向上のためには、ケア労働の再分配が必要であるが、それを「男性に対する抗議と闘争」として展開するほど、男女間の摩擦が大きくなり、隔たりの解消が難しくなっていくように思われる。
■主な課題 / Key Issues
男性のケア労働への参画を促進するために、どのような働きかけが可能か。男性が自分ごととしてケア労働に主体的に参画するために、どのような提案があり得るか。
■アプローチ / Approach
本講演では、ケア労働を「自身と大切な人のウェル・ビーイングのための活動」として再定義することで、自身の人生をより良きものにするために(すなわち自分自身のために)ケア労働を引き受けていくことの大切さを再確認することにより、男性のケア労働への参画の主体性を引き出していくアプローチについて考える
※なお、本講演は学術的な研究ではないため、総論としての発表となる
■主なメッセージ / Key Messages
人が持つ最大の財産である“時間”を、ケア労働や家庭生活に意識的に振り向けることにより、家族関係の豊かさや思い出、健康、QOLの向上などを実現することができる。日本はジェンダーギャップが大きく男性の育児参画が道半ばであるが、その結果、男性は仕事に縛り付けられ、家族関係の構築や自身の健康管理、地域社会での居場所作り、サードプレイスの獲得などが困難になり、生きづらさを抱えている。ケア労働への参画を「男女格差を埋め合わせるために引き受けさせるべき苦役」として抗議するのではなく、男女ともにウェル・ビーイングな人生を歩むための入り口として提案する
■科学と社会への示唆 / Implications
上記を通じて、ジェンダーギャップの解消を図るとともに、女性研究者がケア労働によりキャリア形成を阻害されないパートナーシップ作りと社会の実現を目指す

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