講演情報

[w5gNzYeC-03]「災害に対するレジリエンスと地域における健康」というCOIL(オンライン国際協働学習)プログラムに参加した大学生の災害への備えの実態

*寺本 千恵1、加古 まゆみ1、新福 洋子1 (1. 広島大学大学院 (日本))
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キーワード:

災害への備え、大学生、日本人学生、海外の学生、共助

【目的】2022年より、「災害に対するレジリエンスと地域における健康」に焦点を当てたCOIL(オンライン国際協働学習)プログラムを実施してきた。災害は世界共通の課題であり、このテーマは異文化間の有意義な協働学習を促進する。本研究の目的は、本プログラムに参加した大学生の災害に対する備えの実態を明らかにすることである。

【方法】 2022年3月から2025年8月までのプログラム参加者を対象に、横断的および質的記述的研究を実施した。学生に対し「災害への備えとして何ができますか?少なくとも3つ挙げてください」という調査を行い、得られたデータを記述統計およびテキスト分析によってカテゴリー化した。なお、本研究は広島大学疫学倫理審査委員会の承認を得て実施された。

【結果】 24大学212名(日本人学生104名、海外からの参加学生108名)の分析結果から、備えに関する3つの主要カテゴリーが抽出された。(1) 物理的資源の準備:備蓄や非常用持ち出し袋の準備など。(2) 情報の取得と計画:ハザードマップの確認や避難戦略の策定など。(3) スキル向上と地域とのつながり:防災訓練への参加や地域ネットワークの強化など。

【考察】日本および海外からの参加学生ともに共通の備えが見られた一方で、明確な違いも示された。日本人学生は主に個人の行動(自助)に焦点を当てていたのに対し、海外からの参加学生は教育や訓練、啓発活動の必要性(共助)も挙げていた。これらの結果は、総務省消防庁が定義する防災・減災の三つの柱「自助・共助・公助」の概念と一致するものである。

【結論】より強靭な(レジリエントな)コミュニティを構築するためには、若者の間で「共助」を高めることに重点を置いた教育プログラムの必要性が高いと考えられる。

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