セッション詳細
若手研究者の多様なキャリアパスを考える:日本学術会議若手アカデミー「いま取り組むべき10の課題」を手がかりに
2026年7月19日(日) 14:00 〜 15:30
口演会場1(保健学科301)
座長:菅野 早紀(青山学院大学)
発表言語:日本語、スライドは英語あり
日本学術会議若手アカデミーは、人文・社会科学から自然科学までの45歳未満の研究者が分野を越えて結集した組織であり、2023年に見解「2040年の科学・学術と社会を見据えていま取り組むべき10の課題」を公表した。同見解は、越境研究の推進、科学技術外交に関わるキャリアパスの整備、教育費の家計負担の低減とジェンダーギャップの解消、アカデミアの「業界体質」の改善、博士号取得者のセクターを越えた活用など、若手研究者を取り巻く構造的課題と解決の方向性を包括的に示したものである。本セッションでは冒頭で10の課題の概要を紹介した後、医学・公衆衛生、工学、人文・社会科学など多様な分野の若手アカデミー会員が登壇し、自身のキャリアパスを10の課題に引きつけて語る。アカデミアと行政・国際機関・産業界の間の越境、海外での研究経験、出産・育児とキャリアの両立など、具体的な経験を通じて課題の現実と可能性を描き出す。その上で、国内外の参加者との対話を通じ、次世代の研究者、とりわけ女性研究者が国境や分野、セクターの壁を越えて活躍できる研究エコシステムの在り方を議論する。本セッションは、科学技術が平和で公正な社会に貢献するための担い手をいかに育て支えるかという、本フォーラムの主題への一つの応答である。
