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[11教-ポ-04]男女共習体育授業の現状と中学校保健体育教員の認識
*Kazuo Oguri1 (1. Gifu Shotoku Gakuen University)
2017年に示され,2021年度から実施されている中学校学習指導要領解説(保健体育編)では,体力や技能,性別の違い等にかかわらず仲間とともに学ぶ体験を重視し,体育授業を原則として男女共習で行うことが示されている。一方,学校現場では,競技特性や体格・体力差を踏まえ,男女混合と男女別を組み合わせるなど,多様な形態で授業が実施されている。また,男女共習に肯定的な教員は生涯スポーツや異性理解の価値を挙げる一方,否定的な教員は男女差や思春期特有の課題を指摘しており,男女共習体育授業の現状と課題を整理する必要がある。そこで本研究では,中学校保健体育教員を対象にアンケート調査を実施し,2021年度を基点とした男女共習体育授業の実施状況,教育的効果,課題について検討した。G県内の中学校で勤務経験のある保健体育教員46名を対象に,Googleフォームを用いたアンケート調査を実施した。調査内容は,年齢,性別,中学校勤務年度,男女共習体育授業に関する自身の中学生時代の経験,運動6領域別の実施状況,授業上の工夫,教育的効果,課題,賛否であった。男女共習体育授業の実施率および賛否の割合に年齢や性別による差は認められなかった。対象者を2021年度以前勤務群(12名),同年度を含む勤務群(23名),同年度以降勤務群(11名)の3群に分類して比較した結果,同年度以降勤務群では,全ての運動領域で90%以上が男女共習体育授業を実施しており,有意に高い実施率を示した。一方,男女共習体育授業への賛否には3群間で有意差は認められず,同年度以降勤務群にも否定的意見がみられた。以上より,2021年度以降,男女共習体育授業は教員の年代や性別に関係なく,全ての運動領域で高い割合で実施されていることが示唆された。
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