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[11教-ポ-16]「内的簡易化」と「外的簡易化」を用いたボールゲーム授業の比較身体活動からの検討
*Mitsuharu Masukawa1,2, Takayuki Watanabe3 (1. Hirosaki University, 2. Graduate School of Literature and Social Sciences, Nihon University, 3. Hachinohe Gakuin University)
学校体育におけるボールゲーム授業では,学習指導要領において,「型」による内容構成を通して,種目を越えて共通する原理・原則の理解を促すことが求められている.しかし実際の授業では,当該種目の技能習得を中心とした反復練習が重視され,ゲーム情況と切り離された形で知識や技能の学習が行われる場面も少なくない.こうした課題に対し,近年では,ゲームを中心に据え,戦術的気づきを重視する指導方法が提案されている.その代表的な方法として,コートサイズや人数,ルール等を調整する「修正されたゲーム」を用いた実践が行われている.これは,学習者を取り巻く環境条件を操作することでゲームへの参加を促す「外的簡易化」として整理できる.一方で,「内的簡易化」の視点も注目されている.これは,学習者自身がゲーム情況の中で「できること」と「やらなくてよいこと」を見極めながら,他者と協働して戦術的な課題解決を見出していく学習過程を重視するものである.ここでは,環境条件の操作によって課題解決を促すのではなく,個別技能への過度な注意負荷を軽減することで,ゲーム情況や他者(仲間・相手)との関係に注意を向けやすくすることが重視される.そこで本研究では,「内的簡易化」と「外的簡易化」を用いたボールゲーム授業を実施し,両者の学習効果の違いを,身体活動量に着目して検討することを目的とした.対象は大学体育授業を履修した学生48名であり,外的簡易化群24名,内的簡易化群24名に分けた.両群に対し,ゴール型教材としてバスケットボール授業を3回実施した.ゲーム中の身体活動量はアクチグラフ社製のwGT3X-BTを用いて測定した.その結果,中高強度身体活動(MVPA)では有意な差は見られなかったものの,高強度活動においては内的簡易化群で高い値が示された.以上より,簡易化の在り方の違いが,ゲーム中の身体活動様相に影響を及ぼす可能性が示唆された.
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